遂に到着!赤竜の郷!!
短いかな?切りが良く書けないもので…。
はいどーもこんにちは~。鈴木紗和38歳独身です。イグーの家がある赤竜の郷に、たどり着いたのですが………。
ただ今イグーが郷の門番の兄貴と、喧嘩中です。
原因は何かと言いますと………何と僕です。
何故喧嘩をしているのかというと、それは30分ほど前に遡ります。
「おいシャワそろそろ郷に着くぞ」
イグーが頭を撫でて来ます。君…僕の頭を撫でるの、習慣化してない?まあ…気持ち良いからいいけど……。
「うん分かっちゃ~イグーの家…たのょしみ~」
竜の住みかでしょ?楽しみ過ぎる!ヤッパリ洞窟とかかなぁ~などと夢を見ていました。しかし郷に近付くなり、僕の夢は砕け散りました。
そこは普通の人間と同じような、木造の家が建ち並んでいたのです。
儚い夢だった。僕が軽くショックを受けている間にも、イグーは村の出入り口に近付いて行きます。
そこには門があり、開けられた扉の左右には、門番なのか人が二人居ました。
近付くイグーに一瞬だけ警戒をされますが、直ぐに警戒を解き、
「おっ?イグニスじゃねえか?今日は食料調達だったろ?獲物は……な…ん……何だそりゃぁ~~~~!!」
僕らから向かって左に居た兄貴っ!って感じの筋肉ムキムキの男の人が、僕を指差して大絶叫した。
「うるさいぞ、ビゼー……シャワが驚くだろ?静にしろ」
イグーが絶叫兄貴の頭を掴んで捻る。
グキョッ……何とも言えない音が辺りに響いた。
「痛ってぇな!バカッ!首が治らなかったらどうしてくれんだっ!!」
兄貴の首は四十五度に傾いている。確かに…そこで固定されると辛いよな……。
「うるさくするからだ。今年で300歳だろ?そろそろハッチャケる歳でも、無いだろ?少しは落ち着けよ」
「うっせー…俺様は何時までも童心でいてーんだよっ!……って違がう!俺様の事はどうでも良いんだよ!それより、お前が連れてるそれ……エルフだろ?しかもガキ…」
やっと僕の話になったよ。イグーと兄貴の会話も面白かったから良いんだけどね。
「ああ…こいつは……」
イグーが僕の事を説明しようとした時、またも兄貴が暴走し始めた。
「イグニスっ!お前何処から拐って来たんだ?レビー、長老のジジイを連れて来いっ!大至急だっ!」
兄貴は扉の右側に居た人に向かって長老さん?を連れてこいと命令している。
命令された線の細い青年が郷の中に走って行く。
「俺様がイグニスから助けてやるからなっ!安心して待ってろよ!」
あれっ?結構優しい?と思いつつも
困惑していると、イグーがぶちギレた。
「ビゼー……言い残すことは……それだけか?」
イグーは僕を地面に下ろすと、下がっていろ…というジェスチャーをしてきた。
ユラリとイグーが揺れたと思ったら、すでに僕の目の前から居なくなっていて、何がぶつかり合う物音だけが聞こえる。どうやら喧嘩をし始めたらしい。
で、冒頭に戻る分けですが…。暇です。つまらないです。そうだ!今なら郷の中に入れるんじゃないかな?イグーは兄貴と拳の語り合いをしてるし、僕はやることが無いから郷の中を散歩することにした。
次回は赤竜の里を勝手にウロウロする予定です。
因みに紗和→38歳ボディ年齢は3歳位ですかね? イグー→200歳 ビゼー→300歳 レビー→230歳
もし間違えて書いてても…お許し下さい。
基本徹夜のテンションで、書いてるので。えへっ。




