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ショタエルフの中身はオッサン  作者: ゴロタ
新しい生活の幕開け……か?
14/42

で、結局僕のアレは何だったのか…。

キス魔と化した…。一発書きの為、気が向いたら手直しする…カモ?


しつこく僕の頬っぺたに、チュッチュとキスをしているイグーを無理矢理止めさせると、僕はさっきから気になっていた疑問を、イグーに聞いてみる事にした。


「ねぇねぇさっき僕の身体から、光りが出ちゃけど、何だか分かりゅ?」


イグーは、キスを止めさせられたのが気に入らないのか、不満げな顔で僕の質問に答えた。


「光り…か。エルフが得意な魔法は、風と光魔法だったと思うぞ?光の魔法の何かが、体外に放出されたんじゃないか?」


ま……魔法だって!?本当に?凄い凄い凄い~!!

ついに魔法が使る様になるの?このちびっこボディになって始めて嬉しいと思ったよ!


憧れの魔法に僕のテンションが、MAXになろうかとしている時、ふと違和感を感じた。風と光魔法…何だよね?あれっ?御札とホワイトラバーが、出てきたけど?あれは…風?それとも光?妖精さんが、風は転移魔法が~って、言っていたから風魔法なのかなぁ?気になる事は、この際ジャンジャン聞いてしまえ。


「僕の身体から出ちゃ光りが、こりぇになっちゃんだよ?」


僕はさっき召喚(?)した、御札とホワイトラバーの菓子袋をイグーに見せると、反応を待った。


御札とホワイトラバーの菓子袋を見たイグーは、首を傾げながら、


「何だそれ?」


と、言ったのであった。


うぬぅ…。そうだよね。知らないよね、御札とホワイトラバー何て。何と言って説明した物か…?


「う…う~ん…これはにぇ~…えと、御札と言っちぇ、霊験ありゃたかにゃ逸品と、う…うう…お…御菓子の袋でしゅ!」


咄嗟に上手い説明など、出来るわけが無く非常に残念な説明と相成りました。

チーン…ポクポクポク…。

脳内で、リンと木魚の音が鳴り響いている。


「そのシャワの説明では、サッパリ分からんな、?それに、風魔法にしては、妙だな?物体の転移が可能なほど、ガキのエルフに魔力があるのかも分からんし…また長老に聞くか?だが、シャワがこの大陸に居るの理由も、全く分からなかったしな……」


おおうっ!僕のせいで、お爺さんの長老としての株が駄々下がりの模様です。お爺さんっ!ご免なさいっ!!


「まあ、だとするとシャワが規格外って事なのか?ガキではあり得ない魔力を保持しているとかか?おい、シャワ…もう一度何か出してみろ?」


「えっ?う、うん。」


いきなりイグーにもう一度やれと言われましたが、出来るのだろうか?本当にこれで使えたら、僕に魔法が使えるの確定だよね?そう考えるとワクワクして来た!

よぉ~しっ!見てろよ~?ビックリする物でも、召喚してやるぞっ!


気合い十分に、僕は両手を前に付きだし、気分的に召喚呪文など、唱えたりして…。


「我にゃは(我名は)、シュジュキシャワッ!我にゃと、血の盟約をむしゅぶもにょよ、盟約に従い現れりょっ!………出でよっ!グリフォン~~~!」



しーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。



あれっ?グリフォン逸りすぎたか?じゃあ、


「出でよっ!ミノタウロ~~~ス!!」



しーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。



あれれっ??ミノタウロスもか?じゃ、


「いっ…出でよっ!リザードマ~~~ン!!!」



しーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。



あれれれっ?流石に…ねぇ…うん。


ボソッ。

「ゴブリン………しゃ~~~ん…………」



しーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。



ちくせうっ!何だよっ!グリフォンは無理でも、せめて…せめてゴブリン位、召喚されろよっ!

ああっ…。イグーからの憐れみの視線が、半端ないっ!残念な子を見る目付きだよ、あれはっ!?

僕は慌てて、イグーにすがり付く。


「違うにょ!嘘じゃ無いにょ!本当に僕が、出したにょよ?」


「分かった分かった…。」


そう言って、僕の背中を優しくポンポンと叩いてくれますが、絶対分かってないし、疑ってる……多分。


「絶対イグーは分かって無いにょ!本当にゃのっ!嘘じゃ無いにょ……うぐぐっ……」


言い募れば言い募るほど、嘘を誤魔化している様にしか、聞こえない不思議……。うぐぐ。



僕が悔しさに顔を歪めて居ると、イグーがまた僕の頬っぺたにキスをお見舞いしてくる。

イグーよ、キスが気に入ったのか?だが残念だったな…僕は、男にキスをされる趣味は無いんだよっ!

嫌悪感はやはり無いけど、そんなにしょっちゅうチュッチュされるのは、ノーセンキューだからねっ!



奥ゆかしさに定評のある元日本人であり、童貞男の愛しさと、切なさと、心強さを、嘗めるなよ?



僕は思いっきり、イグーの顔面に向かってジャンプし、頭突きを喰らわそうとして見事に失敗し、僕の口と、イグーの口が一瞬カスってしまったのであった。


これぞ、日本のお家ゲイ(?)特攻……からの、自爆でゴザル!!

ハッハッハッハッハっ………。ハア~~~~。

………………泣いてもいいかな?



明日に向かって、退却だぁ~~~~!!!



僕はイグーを置き去りにして、部屋から飛び出したのであった。












召喚…夢ですよね?私も夢でならば、何度も使用しているのですが、現実では厳しいですよね?


後、私が無知無知で申し訳御座いません。主人公と同名の女優さんが居るとは、露知らず…。

友人に『おんなじ名前やけど、この人からとったのか?』と、問われて気付き、教えてもらいました。

一切関係が無いことを、ここに宣言致しますので、勘弁して下さいませ。


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