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しるし2(詩集)

ギリギリ

作者: さゆみ



きみのうたが五線譜からはみ出そうに膨らんで

それでもギリギリで戻っていって

照れ隠しのアドリブ入れて

バレバレだよって

わたしは目を閉じて


きみのうたが五線譜を滑りおちそうに艶艶して

それでもギリギリで踏ん張って

勢いあまって転んでしまって

ドジだよねって

わたしは目を開けて


きみのうたが五線譜を溶かすように滲んでいて

それでもギリギリ唇を噛み締めて

ぶるぶると震えているから

大丈夫だよって

わたしは抱きしめる


きみのうたが五線譜を踏み倒し空を飛んでいく

どこまでも広いからギリギリなんてなくて

いつの日か辿り着けるかな

迷子にならなければ

わたしはきみと笑った




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― 新着の感想 ―
[一言] 読んだ、報告を見て読んでみたのですが。 今まで読んだ中でも一番面白いかも。
2015/04/03 23:24 退会済み
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