第6章登場人物
読まなくても問題はありません
・ソラ
本作の主人公。
2人目の弟子を取り、随分と教えることが楽しくなってきた。戦うことが好きとは言ってはいけない。
古竜やミリア、フリス以外に本気で戦える相手がいないため、普通の魔獣相手では何らかの制限をかけ、その制限の中で全力戦闘をしている。
ヘパイストスから、下級の神を殺せるだけの力があると言われた。比較対象がいないので何も言えないが。
・ミリア
ヒロインその1。
自身にのみ遠距離攻撃手段がないことを悩んでいて、どうにかしようとしていた。また、神術で遠距離攻撃ができるようにならないか期待している。
などと言っていたら、ルーメリアスとの間にパスができ、離れていても引き寄せられるようになった。またしばらくして、全属性の神術付加も使えるようになる。
ソラのことを信じており、無茶をしても助けると決めている。
・フリス
ヒロインその2。
まだ初歩ではあるが、神術を使えるようになった。そのおかげで、古竜にもかなりのダメージを与えられる。
若干心配性で、ソラのことが心配になったりしている。だが、ミリアの策略でソラ自身の話を聞き、安心した。
・ソラに喧嘩を売ったSランク冒険者
ミリアに一目惚れしたが、ソラに叩きのめされた。
とある貴族の正室の息子だが馬鹿なため、側室の息子に嫡男の座を奪われた。だが、それを一夫多妻のせいにする馬鹿なのだから、何も言えない。
なお3ヶ月後、冒険者に復帰することはできたが、最低1年はネタにされ続けた。
・ソラ達に助けられた5人組冒険者
Aランクで、王国の中ではかなりの実力者。このランクにしては珍しく、ダンジョンによく潜っている。
ソラ達の噂は聞いていたが、眉唾ものだと思っていた。だが、ソラ達本人を見て、噂は全て本当なのではないかと思い始めた。
・ソラ達に殺された盗賊
ウィンディア周辺に陣取り、3ヶ月ほど前から略奪行為を繰り返していた盗賊団。他の盗賊団からも札付きを集め、かなりの強さを誇る。
とはいえ実力そのものは、策略等を加えて高く見積もってもAランク程度。だが南部ということもあり、騎士団や普通の冒険者で確実に討伐できると言える者はいなかった。
ソラ達が来なかったとしても、帝都から騎士団が来ていただろうが。
・ソラ達に護衛された商人
ロストイクからウィンディアまで、依頼を受けた護衛されていた。
|有数の実力者《SSランクとは隠していた》が来たことに喜び、盗賊の数に怯え、ソラ達の実力に畏怖する、と色々と慌ただしい人物。
・風の古竜
SSSランク魔獣で、風宮のボス。マトモに戦うなら、ソラ達に勝ち目は無い。
だが攻撃一辺倒かつアンチを組んだソラ達により、マトモな反撃すらできずに倒された。
・アルテミス
風の精霊王で、風宮の最奥にいる。植物を操る神術を使うことが可能で、精霊王の中でも自然調節を担当する。
クールな人物……のはずが、ソラの異常性の前ではクールを保てず、ただのツッコミかつイジられキャラとなってしまった。
・フラワリアの門番
職務に忠実な人間だが、ソラ達がSSランクと知った時はしばらく仕事が手につかなかった。
なお、そのような規定があるとは聞いたこともないのだが、何故かソラ達が会う門番は壮年の男性が多い。
・シャドウウルフを従えていた少女
普段はフラワリア近くの村に住んでおり、シャドウウルフを3匹、ペットのように懐かせている。
この3匹、傷付いて倒れていたところを村に住んでいた少女に助けられた兄弟。この少女によく懐き、しばらく経つと村でも可愛がられる。
その後この村にはシャドウウルフの群れが住み着き、村人と共に暮らすのだが、それはまた別のお話。
・強盗4人衆
身長2m近い男達。4人兄弟で、何度もフラワリアを騒がしてきた。
が、ソラ達のすぐそばで事件を起こしたのが運の尽き、腕っぷしを一切振るえずに全て倒された。
・強盗事件後にやってきた衛兵
ソラの作り出した惨状を見て困惑し、冒険者カードを見てそれは混乱に突入した。まあ、鋼の精神力で職務に支障をきたすことはなかったが。
・メルフィ
フラワリアの冒険者ギルドの受付嬢。ソラをギルドマスターの執務室まで案内した。
また、話の終わったソラと交代で執務室に入り、ギルドマスターに散々鳴かされた。
・フラワリアの冒険者ギルドのギルドマスター
黒髪黒眼黒い翼の翼人の女性。服装は背中が開き、ロングスカートだがスリットから素足が見え、大きな胸も半分さらされているような扇情的なもの。
オリクエアの密偵のような存在だが、ギルドとして対等でいるために情報もかなり受け取っている。
レズピアンで、見た目の綺麗な受付嬢のほぼ全員と関係を持っている。またフラワリアの女性冒険者も何十人か囲っている。
・オリクエア・ゼーリエル
フォールの領主であるゼーリエル侯爵家の当主。帝国のためという名目でアルベルトのために、部下にソラ達をつけさせていた。
私兵をけしかけた件で、ソラの告げ口を受けたアルベルトに色々と言われた。
・アルベルト・ゼーリエル
オリクエアの息子でゼーリエル侯爵家次期当主。現在10歳の少年。強くなりたいという気持ちが強く、ソラは伝わったその意志を尊重し、できるだけ強くなれるように教えた。
ヒカリと一緒にいた期間は短かったが、姉のように慕っていた。そして冒険者になった彼女を羨んでいる。
・ドラ
灰眼に銀の短髪を持ち、頭からは銀色の狼の耳、さらに銀色の尾を持つ銀狼獣人の男。柄の両端に両刃のついた槍を使い、それを振り回すという独特の戦い方をする。
村長の孫で、将来の村長。村を守るために強くなりたいと、ソラに弟子入りした。ソラには将来Sランク以上になると予想されている。
・新人冒険者5人組
15歳の少年3人少女2人のパーティー。Eランクに上がったばかりで、討伐に向かったのはあれが初めて。夢見がちで身の程を知らず、Cランク魔獣と戦おうとしたところをソラに助けられた。
ドラとの決闘に感じたものがあったのか、その後は身の丈に合った依頼を選んで受けていった。
・フォール領主代理
ゼーリエル侯爵家においてかなり上位の権限を持つ、若くやり手の女性。政治、事務能力も高いが、特に戦闘時の指揮能力が高い。フォール、及びその周囲の町、また王国東部における作戦指揮は大半を彼女が担当する。
酒に強いと自慢で、ソラ達との宴で最後にソラと酒呑み勝負をしたが、完敗した。その際若い執事に介抱されていったが、その関係は隠しているつもりでバレバレだったりする。
・ティア
水都ウォーティアにある宿屋の看板娘。以前はソラ達の観光案内をしていたが、今回はウェイトレスのみ。
戦いをやりたいとは思わないが、冒険者から話を聞くことは好き。特にソラ達がエルダードラゴンと戦った時のことは、つい最近の話なのでより楽しんだ。
・ポセイドン
水宮の奥にいる水の精霊王で、全身ムキムキのゴリマッチョ。ソラ達に神術が地味だと言われ混乱し、とんでもないことを口走った。
その後ちゃんと謝り、他の精霊王達と同じように仲良くなり始めた。ソラと酒を酌み交わしたのが特に良かったらしい。
・酒場にいた商人2人組
商売の規模は小さい個人商家だが、特定の相手からの信頼が厚い。そのため噂も入りやすく、勇者の話も比較的早く手に入った。
・酒場のウェイトレス
商人や冒険者が噂を話していくため、そういったものにはかなり敏感。時折、話し相手にもなったりする。
・酒場にいた女4人組
装備は持っていなかったが冒険者。Cランクで実力はそこまで高くはないが、堅実に依頼をクリアしていくので稼ぎは良い方。そろそろBランク昇格も見えてきている。
噂で勇者の師匠の話を聞き、1人は狙っていたが……すぐ近くにいるとは思ってもいなかったようだ。
・キングゴブリン討伐隊の冒険者
ソラ達以外にBランクパーティー3組、Aランクパーティー3組の、合わせて6パーティー32人。キングゴブリン達相手には余裕を残して勝ったが、魔人が出た瞬間混乱し、ソラ達に任せるしかなかった。
ソラ達がいないことを心配する受付嬢に事情を話した後、3人がSSランクだと知り大いに驚いた。
・キングゴブリンを飼っていた魔人
肌が黒く、額から捻れた角が計6本生えた、その手は前腕から刃のような骨らしき物が3本生えている。
キングゴブリンを飼って何かしようとしていたようだが、その前にソラに倒された。また伏兵として他にも魔人が2人いたが、それぞれミリアとフリスに倒された。
・ヘパイストス
火の精霊王。火のような赤い髪をした偉丈夫で、筋肉ダルマ。別の意味で暑苦しい。
当然ながら火の扱いが上手く、料理も加熱はお手の物。ソラ達が火宮の最奥にいた時は、常に頼まれていた。
・バードン冒険者ギルドのサブマスター
猫獣人の男、20代後半くらい。ひ弱そうな見た目だが、Bランク程度の実力は持つ。
事務作業に長け、冒険者になった少し後にギルドマスターに引き抜かれた。ただし、奔放な上司に振り回されて胃が痛かったりする。




