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異世界成り上がり神話〜神への冒険〜  作者: ニコライ
第6章 銀の獣と三色の庭

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第16話 水都ウォーティア⑤



「本当に1対1で良いのか?」

「ええ。いつもフリスと一緒だから、1人だとどうなるかは分からないもの」

「俺も魔力探知は切ってるし、放出系魔法は使わないが、1人だと勝てないぞ?」

「分かってるわよ。でも、勝ちに行くわ」

「良いな。来い!」


ウォーティアに近い林の中で、2人は向き合って構える。いつも通りの稽古だが、ソラ対ミリアなので、フリスは少し離れた木のそばに立っていた。


「じゃあ……行くわよ!」

「っ⁉︎」


その瞬間、ソラの視界からミリアが消える。己の感覚を信じて薄刃陽炎を背後に振るうと、2回の衝撃に襲われた。


「これも見抜かれるのね」

「そんなものじゃない……速く、そして上手くなった、なっ!」

「勿論。ソラに負けないために、ね!」


ソラの下段回し蹴りをバックステップで避けると、ミリアは一気にトップスピードに加速する。その姿は目で追うのも辛く、ソラはその場にとどまることを選択した。


「木々を蹴る時、瞬間瞬間で強化してるか……速度だけなら完敗だな」

「きっちり防いでて、言うことじゃないわよ」


が、そのトップスピードで切り掛かっても、ソラは全て避けるか逸らしていく。勿論反撃しようとしているが、ミリアの速度には敵わない。


「さて、普通(・・)にやると面倒だな」

「まだまだ余裕なのね」

「余裕ってわけじゃない。それに、俺は戦いにはいつも全力だ」

「そう。ならその全力、終わらせてあげるわ」


そしてその瞬間、一瞬の消費魔力をさらに増やす。加速のために木がへし折れたが、些細なことだ。

そしてソラすら反応できないような速度で突撃する。


「もらっ、っ⁉︎」

「惜しいな、それは残像だ」

「くっ!」


だが、いきなり目の前にいたソラが消え、背後から刀が振るわれた。ミリアは何とか避けるも、スピードが完全に失われている。

こんなことをできるものは、アレしかない。


蓮月(れんげつ)……」

「それに加えて、一気に動いたからな。今のは全力じゃないが……ミリアには見せて良いか」

「本気ね。嬉しいわ」

「ここまで本気でやりたいなんて思ったのは久しぶりだ。さあ、せめて10合はもってくれよ」


嬉しそうな笑みを浮かべ、刀を構えるソラ。狂気に近いそれを少し恐ろしく感じたミリアだが、今はそれをどうこう言う時ではない。

そうして対峙していると、再びソラの姿が消えた。


「っ!」

「まだまだ行くぞ」


左側から来たソラの一閃は受け止めたが、ミリアが反撃する前にまたいなくなる。するとさらに背後から強襲された。


「なら、スピードで!」

「良い選択だ。だが、勝てるか?」


スピードならミリアの方が何段階も上だ。だが蓮月を使うソラは、それを簡単に覆すことができる。


「はぁぁ!」

「ふっ!」


ミリアはソラへありとあらゆる方向から攻撃を仕掛けるが、全て蓮月でかわされ、反撃を受ける。とはいえ、スピードで勝るミリアは回避し続けていた。


「分が悪すぎるわね……でも、やり方はあるわ」


こういう時は、速い方が仕掛けやすい。ミリアは攻撃の直後、ソラの視界から完全に消え去る。


「音が消えた。つまり……」


ソラは顔を上げる。その先に……いた。


「上か!」

「ご名答よ!」


ソラは刀を上に構え、峰に手を添える。そうして落ちてくる2つの刃を防いだ。


「触れていれば、蓮月はできないわよね」

「まあ、普通はそうだな。普通(・・)は」

「ソラは、できるのね!」


ソラはそこに見えているが、ルーメリアスにかかっていた力が消える。その瞬間にミリアは前転し、右のソラが一閃した刀を避けた。


「へぇ、今のを避けるんだな」

「ソラの戦い方を考えれば、何となく予想できるわ。完璧じゃないけど」

「そこまでされたら俺が困る。まあそれなら、ベフィアに来てからできるようになったこと、見せてやるか」

「それは楽しみね」


構えて隙をうかがいながらも、話はする。膠着状態と言って良い状況だが、ソラは動いた。膨大な魔力と神気が辺り一帯に充満し、風景が歪み始める。


「……魔法は使わないのよね?」

「これは魔力と神気を出しているだけだ。魔法じゃない」

「魔法みたいなものよ。視界が歪むって、滅茶苦茶じゃない」

「まあ、そうかもな。だが、これは俺達の魔力と神気の感知能力が高いから起きることだ。それに、これで身体強化の魔力を追うこともできなくなっただろ?」

「ええ。また目を奪われたわ」

「それが目的だからな。さて、行くぞ」


そして再び、ソラの姿がかき消えた。それにミリアも対処する。


「後ろ、っ!」


殺気を感じ、ミリアは振り返った。


「よく避けた。だが、この程度で引っかかってたら駄目だぞ」


だがそこからソラは来ず、その背後(元正面)から薄刃陽炎が振るわれる。


「無茶苦茶よ」

「それが俺の技だ。さて、まだ続くぞ」

「ええ、分かってるわ」


そして再び、打ち合いが始まった。


「しっ!」

「やぁ!」


ミリアは魔力も殺気も、目すら信じられなくなっている。それでも、戦い続けていた。稽古だからというのもあるが、ソラに置いていかれるのは嫌なのだ。

だが、まだまだ差は大きい。


「貰うぞ」

「ちょっ、えっ⁉︎」


左手のルーメリアスを掴まれ、投げ飛ばされてしまう。


「これで片手剣だな」

「不利ね……でも、諦めないわ」

「それでこそミリアだ。来い!」

「行くわよ!」


より不利になっても戦おうとするミリアだが、2つの時でも苦戦していたのだ。1つとなって好転することなどありえない。


「はぁ!」

「きゃっ⁉︎」


両手で持てるようなサイズでもないため、簡単に押し負ける。ソラとしては連撃の心配が無くなったため、強気に攻められるようになっていた。

加えて言えば、ミリアの徒手空拳は護身術程度の実力でしかない。


「警戒が足りないぞ」

「あっ……」


右手首を取られ、右手のルーメリアスも落としてしまう。体勢も崩しており、すぐに何かできる状況ではなかった。

それを見て、ソラは最後の突きを放つ構えを取る。


「……ふふ」


だがそこで、ミリアが笑った。ソラはその笑顔に嫌な予感を感じ取り、首を傾ける。


「っ⁉︎」


すると顔の横を何かが飛んでいった。それは弾き飛ばされたはずの双剣の片割れだ。


「なっ⁉︎」

「これで終わ……」


そしてミリアはそれを捕まえ、逆に体勢の崩れた振るった。だが……


「え⁉︎」


その直前、ソラの姿がかき消える。


「最後の最後で、見落としたな」

「そうね……完敗よ」


ミリアが少し下を向くと、薄刃陽炎の切っ先が首に添えられていた。そしてソラは背後にいる。


「最後のあれ、何でバレたのよ」

「ミリアとルーメリアスの間に、魔力と神気でできたラインが見えたからな。何かできるようになったとは予想していたが……自分のものにしたんだな」

「ええ。といっても、ついこの間よ。手放すこと自体は少ないけど、何ができるかは知っておきたかったもの」

「それで試したらアレか」

「他にも、離れてても魔力や神気を込められるわ。飛び道具の完成ね」

「飛び道具としては……まあ、緊急用としては良いか」


戦っているうちにかなり移動していたため、元の場所へ戻っていく。その途中で、フリスと合流した。


「お疲れ〜」

「フリス、見えた?」

「何とか、かな。ミリちゃんは速すぎて、魔力探知でしか追えなかったけど」

「だろうな。俺ですらギリギリだったぞ」

「速くなったよね」

「でも、身体強化に神気を流しただけよ。上がり具合は2人と一緒よね」

「だからこそ、だ」


辺り一帯は、戦いの余波で悲惨な状況となっている。衝撃波等は発生していないはずだが、剣閃だけでこうなった。

この後、それを上回る被害が出てしまうのだが。


「それでソラ君、次はわたしとやろ」

「俺は休みなしか」

「だって、できるでしょ?」

「まあな……」

「じゃあ、やろうよ」


といっても、さっきまでミリアと戦っていたのだ。長期戦になるとは思えないが、もしかしたら厳しくなるかもしれない。

それでも、ソラは断ったりしなかった。


「どっちも近接戦闘は無し、魔法だけの勝負だな?」

「うん。わたしに合わせてもらっちゃってるんだけどね」

「それは魔法使いとしての戦いだから当たり前だ。それで準備は良いか?」

「いつでも大丈夫だよ」

「じゃあ、始めるぞ」


その合図とともに、それぞれが100以上の弾幕を展開する。ソラは光と闇中心、フリスは雷を中心に他3属性、という違いはあるが……


「飛べ!」

「行って!」


周囲への被害は甚大だ。横にいるミリアの方へ飛ばさないようにしているとはいえ、流れ弾や迎撃の余波だけでも相当のものである。


「吹き荒れろ!」

「飲み込んで!」

「貫け!」

「暴れて!」


さらに弾幕だけでなく、大規模魔法も飛び交う。火災旋風と渦潮が相殺し合い、巨大なビームを水の壁が屈折させる。巨大な雷は軌道を変えて明後日の方向へ飛んでいき、吹雪は熱波で防がれる。

神気も含まれているため、破壊の規模も大きかった。


「流石フリス、魔法だけだと負けそうだな」

「ソラ君も、凄いよ」

「さて、いくつか切り札を切るか」

「そんなこと、させないよ!」

「させろ!」


フリスの放った業火を、ソラの鉄砲水が防ぐ。ソラが発生した水蒸気を風魔法で吹き飛ばした、その先には……


「広げて……伸ばして……繋げ」


数千にも及ぼうかという弾幕が展開されていた。


「どう?凄いでしょ」

「ああ。途轍もない数だな」

「降参したって良いんだよ?」

「断る」

「じゃあ……行っけー!」


その数千発が少しずつタイミングをずらし、放たれる。フリスの持つ4属性全てを使っており、カラフルな雨のようだった。

それに対し、ソラも防御のため闇魔法を展開する。だが……


「なっ⁉︎」


幾つかが、十分あるはずの闇魔法を貫いてきた。ソラは避けつつ、咄嗟(とっさ)に浮かんだ答えを叫ぶ。


「神術か!」

「そうだよ。この間、できるようになったんだよ」

「凄いな。だが、まだ速度が足りない」

「うん。でも、ソラ君動いたね」

「……ああ。フリスは1歩も動いてないのにな」


ソラの言う通り、先に動いた方が負けというルールでは、フリスの勝ちだ。だが今は違う。次の手が打てるのだ。


「じゃあ、俺も奥の手を使うか」

「あるの?」

「色々と試行錯誤をして、この間ようやくできるようになった試作の魔法だ。実戦で使えるかはさておいて、面白いぞ」

「そうなんだ、早く見せてよ」

「そう焦るな」


ソラは魔力を集中させ、土に流す。すると、土が盛り上がり始めた。そして土の中から現れたのは真っ黒な人型、それも2体だ。


「ゴーレム?」

「見た目はそうだが、中身はただのゴーレムじゃないぞ」


そう言うなり、ゴーレムは走り出す。そのスピードは3人全員に劣るものの、十分速い。また、フリスが迎撃のために放った魔法も、避けるか迎撃するかして全て無力化していた。


「……ソラの動きと一緒ね」

「当たり前だ。俺が直接操ってるからな」

「そんなことできるの⁉︎」


フリスはゴーレムを棒術と魔法で迎撃しているが、矢鱈と頑丈で上手くいかない。それでも、この会話は聞き逃さなかった。

この魔法は、自分をもう2人同時に動かすようなものだ。難易度は途轍もなく高い。とはいえ、現代日本に住んでいた人なら、この操作法を思いつく可能性は高いだろう。


「できるよう、かなり調節したからな。戦い自体は慣れたことだけだから、戦闘能力は低いぞ」


ロボットのように、特定の動きを登録し、選択する。そういうイメージで作った。実際には全て自分の頭でやっているのだが、魔法はイメージの問題だ。神気も、それをサポートしている。


「それでも凄いよ」

「だがこいつは、格上相手には効かないし、格下でも直接相手した方が早い。これだけだと、ほとんど意味のない魔法だな」

「そうなんだ、ねっ!」

「さて、そればっかりに気を取られてて良いのか?」

「え?」


フリスがゴーレムの相手をしてあるうちに、ソラは次の魔法の準備を終えていた。ゴーレムと同じく試作の魔法だが、こちらは簡単だ。


「飲み込め!」


黒い大津波が、ゴーレムごとフリスを襲う。闇魔法を込められたそれは、フリスが咄嗟に放った魔法を全て搔き消し、飲み込んだ。


「って、あっ、キャァ⁉︎」

「フリス⁉︎」

「大丈夫だ。俺が操ってるから、溺れる心配は無い」

「ぶはっ、ソラ君〜」

「ほらな」

「フリス、大丈夫?」

「うん。ちょっと流されただけだよ」

「まあ、俺の魔法がフリスを捕らえたんだから、俺の勝ちで良いよな?」

「うん」

「そう。じゃあこれで終わりね。それで、2人とも……」


ミリアは周囲を見渡して言った。


「これはどうするつもりなのよ?」

「ああ、これは……」

「えっと……」


魔法が大量に落ちた影響で、辺り一帯は荒地と化している。クレーターができたり、小高い丘ができたりしていた。燃えた木もあれば、倒れた木も大量にある。

ミリアの後ろだけは無事だが、荒地は道のそばまで広がっていた。


「できる限り整えなさい」

「「はい……」」


数年後、この荒地は村となり大量の農作物を町に供給することになるのだが、3人には一切関係のないことだ。












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー













「ふう、久しぶりね」

「相変わらず、綺麗な町だな」

「この風景はここにしか無いもんね」

「また乗るか?」

「そうね……観光したいし、良いかもしれないわ」

「じゃあ、明日行こっか」

「それと宿だな。どこにするか……」

「あ、ねえ」


水都ウォーティア、この優雅な水の都に再びやって来た。目的はもちろんアレである。

とはいえ、楽しむことも忘れたりしない。そしてフリスの思いつき、2人にとっても悪くないものだった。


「ウォーティアだったら、あそこが良いんじゃないかな?」

「良いわね。ソラも良いでしょ?」

「ああ。また世話になるのも悪くない」


そうと決まったところで、その場所へ向かう。約2年ぶりとはいえ分かりやすい所にあるので、細かい場所を忘れていても迷ったりはしなかった。


「と、いうわけで」

「ティアちゃん、お願いね」

「ソラも、ミリアも、フリスも、久しぶり」

「覚えててくれたのね」


前が良かったから今回も泊ろうという提案、それを3人は改めて良かったと考える。ティアも、ソラ達が来て良かったようだ。


「勿論。あんなに金払いの良い上客、忘れるわけ無いわ」

「おい。俺達は金蔓か」

「冗談よ。色々と面白い話をしてくれたからね」

「そう言えば、せがまれて話してたわね」

「Aランク冒険者くらいなら時々来るけど、快く話してくれる人は少ないの。珍しいから仕方ないでしょ?」

「そうかな?でも、冒険者以外にはあんまり話さないかも」

「確かにそうかもな。……ああそうだ。俺達、SSランクになったぞ」

「……え?」

「SSランクよ。魔人を倒したもの」

「あの時は大変だったな。魔獣、確か10万くらいいたか?」

「もっといたはずだよ。数えられなかったけど」

「そんな暇、無かったものね」

「……耳が悪くなったみたいだから、ちょっと寝てくるわ」


ただし、ソラ達の言ったことを理解するのは放棄しようとしたが。まあ、アレは直接見た人以外は信じられないだろう。


「おいおい、看板娘がそんな不景気そうな顔をするなよ」

「誰のせいだと思ってるの!Sランクすらほとんど見ないのに、SSランクって何よ!10万の魔獣って何よ!」

「まあまあ、落ち着け」

「落ち着けるわけ無いでしょ!」


なので、こうなっても仕方がない。実際にあったと言われても、現実味がないのだから。


「それもそうだよね」

「その場にいた、私達だって驚いたもの。仕方ないわ」

「確かにそうかもな」

「何で3人だけで納得してるの……」

「この話は夜にしてあげるわ。今は仕事があるでしょ?」

「そ、そうね。これ、部屋の鍵。3階だから」

「ありがと」


そうして3人部屋の鍵を受け取り、残った時間で観光などをしたソラ達。そして夕食後……


「さて、話して貰うわよ」

「急だな」

「あのままはぐらかされたりなんかしたら、商人失格よ」

「確かにそうね。取引とかで失敗するもの」

()()()()()()()!」

「……忘れそうだったわ。ごめんなさい」

「さて、どこから話すべきか……」

「知らせがあった時からで良いんじゃないかな?」

「そうだな」


商人の娘だからミリアとフリスも分かるようだ。なので、ソラに話さないという選択肢は無い。

ただ、共和国首都での話を終えると……


「何よ、それ……」

「改めて思うと、結構ギリギリだったな。死にそうな場面が多すぎる」

「そ、そういう問題じゃないって……」

「綱渡りだったよね〜」

「えぇと……」

「魔獣の方はまだなんとかなったかもしれないが、魔人の方は問題大有りだな。あいつに武術の技が少しでもあったら、負けてた可能性が高い」

「あの〜」

「でも本当、ソラがいてくれて助かったわ。もしいなかったら、あの魔人どうやって倒したら良いのよ」

「もしもし〜」

「フリスなら、回避できないくらいの大規模魔法連打で倒せるはずだ。大剣(クレイモア)程度だと、防ぎきれないからな」

「私は……」

「そっか。じゃあ、次に同じような相手が来たらそうするね」

「え、無視?」

「あんな相手、もう来ないでほしいけどな。それと、無視はしてないぞ」

「話に入れてなかったんだけど……」


完全に3人の思い出話(戦闘考察)に入っており、一般人のティアが参加できるわけがない。

ティアもだいぶ慣れてきたようだ。


「取り敢えず、3人が規格外だってのは分かったわ」

「そうか。ちなみに、話の種ならまだあるぞ」

「えっと……聞きたいような聞きたくないような……聞かせて」

「うん。じゃあ、次はダンジョンかな?」

「魔巣で良いんじゃないか?近くの町のことだからな」

「良いわね。じゃあ次は私が話すわ」


わざわざ刺激の強い話ばかり選ぶソラ達。ティアの精神が保つかどうか……いや、もうすでに思考放棄しているので、問題無かったりする。












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