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リングスルールについて

延々と書いておきながら、ルールについて全くはしょっていたので、ここでそれを説明する。



試合は基本的に30分一本勝負。初参戦選手や打撃専門選手のために、初期には3分5ラウンドの形式もあった。

KO、TKO、ギブアップ、判定で勝敗をつける。

原則は素手にレガースの着用が必要。膝蹴りを出すには膝パッド、肘打ちには肘パッドの着用がさらに必要となる。

グローブの着用は、片方がつける場合は、両者の合意のもと10オンスのボクシング用グローブをつける。

そして、このリングス・ルールの象徴といえるのが「ロストポイント制」である。


エスケープ(関節技を極められているときに、ロープを掴んで強制的にブレイクする方法)1回でロストポイント1、エスケープ2回でダウン1回に相当(93年半ばまでは3回で1回)。通算5ダウンでTKOとなる。


主な反則としては、金的いわゆるローブローや目つぶし、グローブ未着用での顔面パンチ(張手、掌打はOK)、パッド未着用の肘打ち及び膝蹴り。そしてグラウンド状態(片膝がマットに着いた状態)では全面的に禁止である。




このロストポイントの功罪は、多少のミスが許されるために、よりアグレッシブかつ魅せる攻防を生む一方、技が極まっても逃げ道があるために長期戦となり、グダグダな凡戦も生んだ。


ハンはこのルールを最大限活用した選手の一人で「勝つことより、楽しませることを重視していた」と語っている。

打撃に関しては、特に顔面への攻撃の制約が厳しいために、拳での攻撃はボディが中心となり、いかに相手のガードを開けられるか、いかにタイミングよく当てられるかが重要だった。



98年ごろにルールが変わり、時間は20分に短縮、ロストポイントは3ダウンでTKO(6ロストポイント)と削減され、グラウンドでの打撃も、両者がグラウンド状態の場合に限り、ボディのみ解禁された。但しランキング戦は改正が1年遅れた。

後にバーリトゥードをアレンジしたKOKルールが導入されるが、それは別の機会に話したい。

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