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トワの奏弦士  作者: 苫古。
◆第5章◆ 白銀の奏
47/57

* 唱 ***


 ―――――私の名を、彼が呼ぶ。



 だけど私は、もう彼を見ない。


 ……見たく、なかった。





 この身を戒め、縛りつけるのは、彼が放った―――――――白銀の帯。



 何故? 

 どうして、貴方は私を止めるの?



 あの子の方がいい? 

 あの子と一緒に居たい? 

 貴方も、他の皆と同じだった?


 ……貴方も、あの子を愛していたの?




 背に当たる、冷たい石。

 この先、この石碑が私を縛り続けるのでしょう。

 白銀の鎖が、私の枷となるのでしょう。

「―――――――許さない……」

 許しはしない。

 あの子を。

 そして、……貴方を。




 最期の瞬間、彼を見た。


 彼は―――――――……、



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