表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートスキル【確率操作】を駆使する異世界生活  作者: arice


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/48

[天魔祭]レイド戦-ルナ-

ルナサイド



「ユキネ達は……いないか」



 私は周りをキョロキョロしユキネ達を探したがそれらしい姿は見えなかった。

 しかも、よりによって女性ばっかのパーティと来た。



「なんだいなんだい、女ばっかりじゃないか!」



 私が周りを観察していると褐色肌の女の人が声を荒げる。



「しかも、ガキまでいるとはつくづくついてないね」



 女の人は私に近づき頭を乱暴に掴み私を睨みつける。



「勝手に触らないで」



 私はその手を振り払い、再度パーティメンバーを見渡す。



 見た感じ前衛が6人、攻撃支援型が3人に、ヒーラーが3人か。

 バランス的には問題ないとは思うんだけど問題は……。



「貴方、さっきからうるさいんですよ!」



「はぁ? お前こそさっきからきゃんきゃんうるさいんだよ!」



「や、やめましょうよ」



 これ絶対連携取れないね。どうしたもんかなほんと。



「貴方達は、そこで吠えてて。 私は先に行く」



 色々考えた結果、ここでうだうだやってても時間の無駄と判断し鎌を肩に担ぎ洞窟の中を進む。



「あ! 待て、このクソガキ」



「わたくしより先に行くなんて許しませんわよ! この平民!」



 しばらく歩いて居ると、誰が使うかも分からない程でかい門が姿を現す。



「ほぉ、これはまたでかい扉」



「はぁはぁ、やっと追いついた……ガキの癖に速すぎんだろ」



「ゼェゼェ、わ、わたくしを置いて行くのは許しませんわよ」



 遅れて褐色肌の人、お嬢様口調の人も追い付きゾロゾロと後続も追い付いてくる。



「そんなに急いだつもりは無い」



 と、そんな事よりこの中にすっごい殺気放ってる奴が居るな。

 しかも、結構強そう。



「んー、まあなんとかなるか」



 扉を開けて中に入ると、真っ暗な甲冑を身に纏い首から上が黒い煙で覆われて居る騎士が居た。



「こ、黒煙の騎士……だと?」



「強いの?」



 私の言葉に褐色肌の人が驚いた顔をしながら私に詰め寄る。



「お前、知らないのか!? 黒煙の騎士ってのはな一夜にして国を滅ぼしたと言われる魔物だ。 ランクはX」



「ふーん」



「気をつけた方がよろしくてよ、ランクXと言うのは暫定的なランクですのよ」



「と、言うと?」



「ランクX以上のランクが今は存在してませんからね」



「皆さん、喋ってる暇はもう無さそうですよ」



 後ろに居た眼鏡を掛けた人の声に反応し黒煙の騎士の方を見ると既に抜刀しており大剣2本を空へと掲げて居た。



「不味い!」



 褐色肌の人がその場から離れるのを確認し私もその場から飛び退く。

 その瞬間、先程居た場所に黒い雷が降り注ぐ。



「うわぁ、凄い威力」



「あれは黒雷の裁き、当たれば一瞬で炭になってしまいます」



 威力は中々、スピードはそこそこ避けれない事は無いから大丈夫かな。



 私は、んーっと背中を伸ばし背中から鎌を抜きスキルを使用する。



「【超加速】【超反応】【豪腕】【闇属性超強化】【乱撃】【節制】」



「なんて数のスキル……このガキ何者だ」



「サポートします《ライトニングヴェール》」



 これはあれだね、雷属性を軽減してくれる支援魔法だね。



「ありがとう。喧嘩ばっかしてるそこの人達より役に立つ」



 私は褐色肌の人とお嬢様口調の人を見た後フッっと鼻で笑った後、騎士へと斬りかかる。



「上等じゃねーか。 先にアタイがぶっ殺す!」



「わたくしがやりますわ!」



 よし、いい感じに火が付いたね。



「さあ、一緒に踊ろうか」



 真上から振られた大剣を鎌で受け流し柄で殴ろうとした所、褐色肌の人に頭を押さえられ態勢を崩す。



「何?」



「こいつの相手はアタイがするって言ってんだよ!」



 私の頭を支えにし褐色肌の人が騎士に回し蹴りを放ちその後ろから炎の槍が4本騎士へと刺さる。



「おほほほ、ラストアタックは頂きますわぁ」



「あのやろう」



「あの3人、なんだかんだ言って仲良いですね」



 チッ、褐色肌の人とお嬢様が邪魔過ぎる。 大鎌はその刀身の長さからパーティ向けでは無いんだよ。



「貴方達、邪魔!」



「お前こそ邪魔だ!」



「わたくしが倒すのですわ!」




 私達が言い争って居ると3本の斬撃が私達を襲う。

私はギリギリで鎌で受け止めるが他の二人は斬撃をまともに当たり後ろへと吹き飛ぶ。



「今の一撃で手が痺れた。 まともにくらうとただでは済まない……か」



 チラッと後ろを向き二人の状態を確認するとヒーラーが直ぐに駆けつけた様で命に別状はなさそうだったので騎士に目を向ける。



 ふぅ、ここからは真面目にやる。じゃないとこっちが危ない。



 そこから数分、鎌と大剣がぶつかり合う音が広場に響き渡った後、騎士に吹き飛ばされ壁へと激突する。



「カハっ!豪腕を使っても押し負けるなんて……」



「すぐに回復させますので!」



 他の前衛の人達も連携を取り騎士へと挑むが、次々に身体を切り裂かれて行く。



「この戦力差をどう埋めるか」



「ガキ!回復したなら手伝え!」



「この、魔物レベルが桁違いですわ!」



 褐色肌の人とお嬢様が私の隣に着地し膝をつく。



「お嬢様相手のレベルっていくつ?」



「わたくしの名前はアイラですわ!レベルは160、スキルは一個」



「あ? 一個だけだと?」



「……【破壊の剣舞】」



「レベル160……フッ、だいぶ格上だね」



 私は渇いた笑いを漏らし立ち上がる。



「支援部隊、私達のサポートお願い。ヒーラー部隊は直ぐに魔法を発動出来るように待機していて。二人ともそれでいい?」



「チッ、しゃーない」



「前衛はお二人にお任せしますわ」



 前衛はもう、私と褐色肌の人だけ……。



「褐色肌の人、貴方レベル幾つですか?」



「アタイの名前はセラだ。レベルは65だ」



「では、私が先行する。騎士の攻撃は私が防ぐから全力の一撃をお願い」



 私達は一斉に走り出し騎士が大剣を振り上げるのを確認してセラの前に出て回転し大剣を弾き返す。



「おっしゃぁ!!【超乱打】」



 セラの両腕に赤い光が宿ると同時にセラが目に見えない程のスピードで拳を叩き込む。



「攻撃魔法で援護!!」



 後ろで待機していた魔法使い達が一斉に魔法を放つ。



 私は未だに拳を放って居るセラの襟に鎌の先端を引っ掛け自分の方へと引き寄せる。



「魔法に巻き込まれるよ」



 魔法の連撃が止み土煙が視界を覆う。



「なんかくる」



「やべぇ!破壊の剣舞が来るぞ!」



 よくわからないけど退避した方が良さそう。



「わたくしがサポートしますわ」



「私も手伝います」



 アイラと眼鏡の人が私達に速度強化の魔法を掛けてくれたお陰で余裕を持って後ろに下がれたけど……。



「これは不味い」



 騎士の周りに赤黒い剣が何本も対空しておりその剣が当たった地面や壁が消滅する。



「あれが破壊の剣舞」



「あの剣一本一本がXランク数体を一撃で葬る力があるんだ」



 て事は、当たったら終わりって事ね。



「まあ、でも当たらなければどうと言う事は無いって奴だね」



 鎌を構え直し騎士に突っ込もうとした時、頭の中で声が響いた。



『ユキネ・ホワイトベルの生体反応を確認中・・・エラーが起こりました再度確認・・・エラーが起こりました・・・確認・・・エラー・・・エラーエラーエラー・・・』



「……え?」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ