表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夜フカシするJKは魔法使い!?  作者: 魔王猟犬2005
1/2

プロローグ

 夜中に目が覚める。

 そして、意味もなく近場の公園へと向かっていく。風がビュービューと吹いている。とても冷たかった。僕は小学生だから夜中に外に出歩いたら、両親が心配する。だけど、僕は歩みを止めなかった。

 __を感じながら。

 公園に到着する。そこには、僕の同級生が動くことができないまま正座をしている。僕をじっと見つめている。何かを言いたそうだが、唇が震えているだけだ。

 そうだった。この子達は僕をずーっとイジメていた大嫌いな存在。

 こいつらなんか、_んでしまえばいい。更に、__が芽生えた。昨日までやられたことを仕返ししてやりたい。


 (そうだ、お前にはこやつらを殺す権利がある。さあ、思う存分に能力(ちから)を使うが良い)


 誰かに話しかけられた。鳥肌が立った。そして、何故か興奮してきた。


 「憎い。憎い。憎い。憎い。憎い! 憎い! 憎い! 憎い!」

 

 僕ではない声がする。

 全身が熱い。耐えれなくて死んでしまうような暑さだ。

 そして、目の前の_が欲しい。

 僕は一歩ずつ前進していった。歩いている感覚は全く無かった。まず一人目は、こいつにしよう。


 グチュッ。


 血が僕の顔へと付着した。

 当然だった。僕が彼の顔面を握り潰したからだった。

 2匹目へと行く。


 「来るな! バケモン! 来るなって言ってんだろ!」


 僕は全く近づいていないのに。僕のことがそんなに嫌いなのかな?


 「......美味しそう」


 僕はそう呟いた。

 思う存分にあと二人を愉しく殺した。

 僕の足元はケチャップみたいなのが大量に敷かれていた。



   ***




 朝食を摂ることは凄く重要なことだ。集中力、記憶力、運動能力、体力がアップしたりするのだ。学生にとっては最も大事な行為なのかもしれない。

 当然だが、俺は毎日食べるようにしている。

 母さんが今日作ってくれたメニューは、スクランブルエッグとウィンナと焼かれたパンだった。けど、中には食べたくないものがあった。


 「ケチャップをかけるの止めてよ、気持ち悪くなるから」


 「あら、1年くらいケチャップかけてなかったから、大丈夫になったかと思ったわ」


 確かに昔ほど気持ち悪くはなくなった。中学生の頃までは見てしまっただけで、吐き気がするほどだった。


 「スクランブルエッグは母さんが食べて」


 「分かったわよ。けど、今日は新年度でしょ。しっかり朝ごはん食べないと元気が出ないわよ」


 ごもっともだが、食べれないものは仕方ないだろ。俺は心の気持ちをなんとか抑えた。母さんに当たっても仕方ないことだ。

 朝食を食べ終わり、登校の準備をする。

 久し振りに制服に袖を通した。春休みがあったため、学校に行く機会がなかった。

 家を出て最寄りの駅へと小走りで向かった。

 これから俺の新たな青春がスタートする。



 





いいね等よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ