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僕の目の前の扉を開けると? そこは何処?

作者: 七瀬
掲載日:2021/04/17








ある日突然、前触れもなくその時がやって来た。

僕は朝、家の玄関のドアノブを握りドアを開けようとした

ところから記憶がない!

次に記憶が戻った時は、家のドアを開けて家に入ろうと

しているところだった。

外は暗くなっており、家の置き時計を見ると、、、? 

夜10時10分を指していた。





・・・でも?

その間、僕は何処で何をしていたのだろう。

ふと、僕の着ている服を見ると? 泥が所々についている。

僕は、何をしていたのか何に一つ思い出せないでいた。

取りあえず靴を脱ぎ、部屋に入る。

ズボンの後ろポケットに入れていた携帯を取り出し中を見てみると?

ホルダーの中には、何枚か見た事もない写真が写っていた。

僕と見知らぬ人達が肩を組んで嬉しそうに笑っている写真。

僕は、何処で誰と何の為に写真をここで撮ったのか疑問しかなかった。

僕は朝8時過ぎに、仕事に行く準備をして出て行く所だった。

それが、家に帰ってきたのが夜の10時10分。

12時間以上、僕の記憶がない事にビックリした。

突然、こういう事が起きると? 人間、自信喪失になるというか?

僕の記憶がない時に、事件や事故に巻き込まれていないか不安になった。





それに、“僕が何処かで犯罪を犯しているかもしれない!”

一度、知り合いの精神科医に診てもらおうと予約をした。

僕は、久しぶりに彼に会った。

彼は僕と同級生の進君だ。

学生の時から、彼は頭が良く成績もよかった。

僕らは、簡単な挨拶を交わし彼は僕を診始める。



『最近、悩んでいる事とかストレスを感じた事はないか?』

『うーん? ないよ。』

『元々、不安を感じやすいとか仕事で失敗した事はないか?

私生活で嫌な事があったとかは?』

『・・・うん、それもないかな。』

『潜在意識の中で勝手に感じて悩んでいる事とかあるかも

しれないし、少し様子を見た方がいいかもな。』

『・・・ううん。』

『一応! 精神安定剤を出しておくから、3日に1回1錠を

飲んでくれ! 少しは落ち着くと思うよ。』

『うん! ありがとうな!』

『あぁ! しかし、久しぶりにお前に会えて嬉しかった。』

『僕もだ!』






・・・昔の友達に、久しぶりに会えて嬉しかった。

だけど? 何故、こうなっているのかという理由がはっきりしない。

また、きっと同じ事が起きるのかと思うと?

僕は、不安に襲われた。

僕は、別の誰かに支配されているのか?

何者かが、僕の中にいる?

“別人格というやつかな?”



だけど? 僕はごく普通の家庭で育った人間だ。

幼い時にあった“トラウマ”みたいなモノもないし。

これといって、悩んでいる事もない。

僕の両親も優しく、僕に愛情を注いで育ててくれた。

僕には、3つ違いの妹もいるのだけど、、、。

大人になった今でも、仲がよく! 二人で買い物に行ったり

する仲なんだよ。

僕は友達も多くはないけど? 信頼できる友達は数人いる。

仕事も、そこそこ上手くいく時もあれば上手くいかない時もある。

それは、普通の事だと思うし他の人達と同じだろう。

それなのに、何故? こんな事が起きているのだろうか?





・・・そして、また僕は目の前のドアを開けた時。

記憶がなくなってしまった。

次に開けるドアの向こうには、何が見えるのかな?

今言えるのは、僕の知らない記憶が何処かにあるという事。

そして、僕が開けたドアの先には知らない場所に繋がっている。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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