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未曾有?の脅威

怪我どころじゃないことが起きたらしい

「グランドコング?なんだそいつ」


 怪我がまだ治ってないので俺が回復魔法で治している間に話を続けてもらった。


「土の魔法を使うAランクのモンスターで、過去にこのモンスターが現れたときはいくつもの都市が滅ぼされたらしい。このままでは近くの街が襲われるのも時間の問題だ」


 土の魔法を使うモンスター?なんか聞いたことあるな。


「私はもう大丈夫だから君達はギルドに早くこの事を知らせてくれ!」

 



「ねぇそのグランドコングって頭だけでも岩みたいに大きかったりする?」

 木の上から辺りの様子を見ていたシアンさんが何かを発見したようだ。


「かなり巨大だったと思うが…まさかもう近くに来ているのか!?」

「すぐそこに来てるね、死んでるっぽいけど」





「これは一体…」

俺達は今ばらばらになって頭だけになったクソゴリラ改めグランドコングの前にいる。

「おーい!こっちにもなんかでっかいのがいるぞー」

 リサさんがクソチーターを引きずりながらこちらに戻ってきた。

 どうやらさっきの話は俺が倒しておいたクソモンスターの事みたいだ。

「ウィンドパンサー!?それもAランクのモンスターだ」

かなりやばい事が起きてるのかと思って焦ったけど問題なさそう。

「Aランクのモンスターがひどい有様だね。…これヤバくない?」

「あぁ…もしかしたらAランク以上の脅威が現れたのかもしれない」

 別の問題が発生した。話聞いてる感じだとAランクのモンスターが体バラバラになってるのは普通じゃないみたい。

「モンスター同士の争いで共倒れしたって事はないですかね?もしそいつら倒せるほど強いモンスターがいたら俺らも無事じゃ済まないでしょうし」

 その脅威って俺です。なんて言うわけにもいかないので一応他の説を出してみる。

「確かにそれらしきものを見た訳ではないから可能性はあるね」

「んなことあるのか?魔族が突然現れて殺ったってほうがまだマシじゃねぇか?」

「あくまで可能性の話さ、どちらにせよ一度調査はした方が良い」

 クソモンスターは倒したけど大喰らい産のモンスターがまだいるかもしれないし結局調査はしなきゃなのかな。それで俺が周りに黙ってモンスターを倒してたのがバレて、それのせいで変な疑いをかけられたりしたら面倒だけど、証拠は残ってないはずだしまあいいか。

「幸い聖女様のパーティーが近くの街に滞在されているから協力をお願いしてみるよ」

「せ、聖女様!?」

 なんでドラゴンのダンジョンにいた人たちがこんなところにいるんだよ

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