魔石に変換された
渾身のローキックが炸裂したことによりモンスター1体撃破!あらかじめ張っていた結界に大ダメージ!
「おのれクソゴリラめ…」
クソゴリラのせいで衝撃を吸収する結界にひびが入ってしまった。
モンスターが思いの外強くて1匹倒すのに時間がかかってしまった。集合時間を考えるとクソモンスター2体と大喰らいをあと10分で倒さなきゃいけない…
「…あれ?10分!?あと10分しかないじゃん!!どうしよう!?」
あたふたしていると目の前がクソチーターの顔面でいっぱいになった。
「おわっ」
思わず手で払いのけてしまった。どうやら噛みつこうと飛びかかってきてたみたいだ。そのまま吹き飛んだクソチーターは結界に頭が突き刺さり動かなくなった。
…とりあえず結界も集合時間も限界だからさっさと終わらせよう。
空を見上げてクソカラスを探す。相変わらず攻撃が飛んできて鬱陶しいけど、さっきよりは見やすい。
「……いた!!」
俺はその辺の石を拾い力任せに投げる。石は爆音を出しながらカラスめがけて飛んでいく。
さすがの動体視力でカラスは石をギリギリで避けた。しかし石から発生した衝撃波まではどうしようもなかったようで、結界の崩壊とともに墜落した。
そして結界のせいで前に進めなかった大喰らいが再び進み出した。
残りの大喰らいだが元が魔力の塊みたいな奴なので神の魔法でただの魔力に変換した。かなり無理やりだったから一部の魔力が結晶化してしまっている。
「でもまぁそんなに大きいのじゃないし大丈夫でしょ。」
念のために魔力の純度が高い部分だけは回収したので世界に悪影響はないはず。ただこんなペースで神の魔法使ってたら世界がめちゃくちゃになるなこれ…気をつけないと…
とりあえず無事?モンスターを倒した俺は急いで街に戻った。




