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転生の間

「「ようこそ!転生の間へ」」


Aが目を開けると光る2つのシルエットがそこにあった

光が徐々に収まりシルエットが少しづつ鮮明になっていった。

「「我々は、ガランドラの創造神だ。」」

双子の青年だった

見た目は、一言で言うとミケランジェロだった。Aは、とりあえず叫んだ

「服着ろーーーーーー!!」

Aは、生まれて初めての叫んだ。死んでしまったけど、生まれて初めての叫んだ。

双子は、全裸だった。

「「ゴメンゴメン忘れた。後ろの9人起きたら軽く説明しといてね。服着てくるから」」

Aの後ろには、確かに9人倒れていた。説明しろといわれても『転生らしい』とか『双子全裸ミケランジェロ』とか『服を着にいった』とか『ミケランジェロズは、創造神らしい』とか……Aは、どう説明すればいいか混乱した。まだ自分の状況もよくわかっていない。Aが何よりも混乱したのは、自分の名前が全く思い出せないことだった。家族の名前や先に死んでいった友人の名前は、わかるのに自分の名前が全くわからなかった。それは、名前だけが奪われた様に、そこに変わりに『A』と仮の名前がはまっていた。


「はて?ここは?ワシは、J?」

 

老人Jがプルプルしながら立ち上がった

 

「ワシは、死んだハズなのにナゼ?」


Jは、Aの肩を掴むと純粋な目でAに尋ねた

 

「転生らしいのですが僕にもよくわかりません」

「そうか…他に何かないかの?」

「ミケランジェロみたいな双子の創造神を名乗る男が全裸で現れて……今、服を着にいっています」

「………災難じゃったの」


Jは、Aを哀れみの目で見ていた。他の8人も起きて話だけ聞いていたようだ。CとEが話を聞いたあと叫んだ


「っざけんじゃねえぞ!何が転生だ!それなら生き返らせやがれ」

「そうだ!冗談じゃない!」

 

と騒ぎだしてすぐに双子の創造神が戻ってきた


「「やぁ。お待たせ転生について説明しよう。ガランドラの創造神」」

「ミゲンラと」

「ジューロンが。あと君達は、うるさいから黙れ」

 

見た目だけじゃなく名前までミケランジェロ感が半端なかった。Aだけは、1人づつでもしゃべれることに驚いていた。更にCとEは、ジューロンにより強制的に黙らされたことで神の力を証明した。この空間では、神言は、絶対である。


「「では、転生について説明しよう。細かいルールがあるがあまり意味がない為説明したことにしてしまおう」」

「適当過ぎませんか?」

「意味がないって……」


Bが当たり前の感想をぶつけ、Gがこめかみを押さえながらぼやいた。

 

「「説明は、義務なんていわれているが忘れてしまうから意味がないんだ。今回の転生に関していえばだけどね。ほとんど忘れてしまう。今の記憶を一部づつ思い出すが、魂に刻んで持っていく願望に関わるものが中心かな。生まれ変わって前世に引っ張られないように。願望によっては、意味ないけどね」」

「願望…それは、想いでもありますよね?」

「私のように心が壊れてても大丈夫な訳ね。フフフ………」

「「「「…」」」」


Hが大切なこと確認するように質問しIが理解したように話し、CDEFがIの言葉に顔を青くしたあと目を反らした。AGHJがCDEFに対して『何かやらかしているな』と確信に近いものを感じた。


「「そうだね。願望は、強い願い、報われない想いを次は、叶えようという意味だ。あと今ある知識から選別してちょっとした技能与えるけど地球で流行りのチートとかじゃないから自分で頑張ってね」」

 

何人かがピクッと反応した。高いスペックが与えられると思っていたのだろう。そして全員の前に球体状の何かが現れた

 

「「それに両手を入れると願望を叶えやすい生まれ、になる。現在の知識技能から高いものをスキルに変換され与えられる。みんな母親は、人間限定だ。エルフやドワーフもいるからハーフかもしれないけどね!何よりもCDEF。君たちみたいなクズにならないことを切に願う。地球より命が軽いからね!!」」


BIは、知っていたという顔をAGHJは、ああ、やっぱりという顔をCDEFは、何か言いたげだが自分達よりも力がある相手に何も言えなかった。むしろCEは、黙らされDFは、無言を貫いただけなのだが………

全員が球体状の何かに両手を入れると球体状の何が光だし彼らは、姿を消した。残された球体は、それぞれの色に染まり転生先に移動していった。


「「アディオーーース」」


最後までなんとも微妙な創造神だった


Aは、吸血族とエンシェントエルフのハーフの父と人間の母の元に生まれ変わった。名をヴォイヅェルト・クリスタルロード

後にいろいろと騒動の渦中に必ずいる人物となる


 


 

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