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願望を抱いて転生を  作者: [装備]片栗粉(紙袋のヤツ)
クーベリカ村の日常
18/26

出会い2羽

訓練が終わり家に帰ったヴォイヅェルトは、母のナスタに怒られていた。

服を血だらけにしたのだから仕方ない。

顔が一時的にでもご臨終していたと説明してさらに妹達が加わり怒られていた。

 

ヴォイヅェルトが床に正座で怒られたあと、朝食となった。

15分程で終わったため若干冷めたくらいだった。


しかし、ヴォイヅェルトは、昼にまたやらかした。

 

ハーピィの雛を連れて帰ってきたのだった。

しかも特別なやつだ。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




ヴォイヅェルトは、クーベリカ村で出来る勉強は、もうない。

もともと努力を惜しまず、探求心が強いため、前世の記憶が戻る前には、ほとんど勉強は、終わっていた。

さらに記憶からの補完でやることは、なかった。

その為、魔法の訓練やクレアルージュから頼まれた採取を行っていた。

子どもの中で単独行動を平気でするのは、ヴォイヅェルトのみである。

そしてバレて怒られていた。

しかし、魔法の訓練も兼ねており日に日に魔力貯蔵量が急速的な増加をしているため、誰も止めないかわりに必ず報告してから村の外に出ている。


今日は、いつもと違った。

幼いハーピィと赤い小鳥が倒れていた。

まずは、ヒールをかけるところからである。


「小鳥の方は、外傷無いようだ。ハーピィの方は、ボロボロだな。」


ヴォイヅェルトは、独り言をこぼしながら治療した。

小鳥の方は、すぐに目を開けた。

そして腰の魔法袋をつついてきた。

「空腹で倒れていた?」と思い至ったヴォイヅェルトは、魔法袋からパンを取り出した。

小鳥は、喜びの舞?のような動きのあとパンを食べ始めた。

ハーピィは、まだヒールでの治療が終わっていないためある程度で一度止めて、安全な場所に運んだ。

その際、パンを食べ終わった小鳥は、お礼を言うように「ピィユ、ピィユ」鳴きながら回りを飛び回り去って行った。

この小鳥が後に大きく関わることになる。


ヴォイヅェルトが魔法練習場にしている場所に運んできた。

魔法による爆発などで動物も魔物も寄り付かない為、安全である。

 

その後、ヒールでの治療を再開した。

ヒールは、使えるというだけであったが記憶の中で身体について勉強していた為、実用性が上がった。

ただハーピィに詳しい訳でないため時間がかかった。

治療中に意識を取り戻したのか弱々しく「ぴぃ~…」とさっきから鳴いていた。


治療が終わった。

ハーピィの腹が鳴った。

ヴォイヅェルトの腹もなる。

ハーピィの傷は、治ったがまだ動けない為抱き抱える。

程、力がないヴォイヅェルトは、ハーピィに「ごめん」と謝り肩に担いだ。

俗にいうお米様抱っこである。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




現在、呆れられながらもヴォイヅェルトは、母ナスタ、フランシスカ、プラムシリカとハーピィ含めて昼食中である。


昼食後、元冒険者であるナスタにハーピィについて教えて貰うことになった

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