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願望を抱いて転生を  作者: [装備]片栗粉(紙袋のヤツ)
クーベリカ村の日常
15/26

姉妹会議~指針占い結果について~

指針占いから10日がたった。あまりの結果にメリッサが姉妹に相談をした。結果、会議となった。

やつれた様子のメリッサが心配な内容を話し出した。


「七つの大罪……その力が………何も見えなかった…………魔属性も……既に昇華属性………現存全てあった…………常識を知らない…から……固有属性増えそう……………」


固有属性は、産まれ持ったものである。だが稀に未開花の場合があったり、極めた結果大昇華して得る場合がある。ヴォイヅェルトならあるかもしれないからだ。クレアルージュも錬金術関連であるかもしれない。

ニッキが更に心配な点を上げた。


「フランとプラムももしかしたら固有属性持ちかもしれません。ヴォイヅももう一度占ってみた方がいいでしょう。その時一緒に占ってみてください」


その発言にシーリンが説得力を足した


「確かダンヘルド師匠もナスタ師匠も3つの固有属性持ちだ。しかもナスタ師匠は、2つは、大昇華だ」

「ヴォイヅ……理解したなら………また増える?…」


シーリンの言葉にメリッサが確信に近いことを付け足した。ヴォイヅェルトは、才能に溺れず、努力を忘れず、慢心せず、ひたすら上を目指す。再開して芯の部分が全く変わっていないため姉妹は、嬉しくて思った。しかし今は、不安要素である。


「あのヴォイヅも昔は、『シーちゃーん』っていいながら私にべったりだったのに、まだ10歳なんだから同じように抱きついても良かったんだ。ちくしょー……ブツブツ………」


どのタイミングでかわからないがシーリンの何かを刺激したらしい。シーリンがブツブツいいながらいじけ出した。

    






シーリンが復活したあと学院に通うの気のある者、常識が必要そうな非常識な2人とその傾向がある双子を連れて行く方針になった。

孤児達は、自分の意思で決められるが、まずは、保護者の許可をとることになった。


「むしろ常識を教えてください」と即答がきたのは、いうまでもなく、本人達は、「そんなに酷い?」と疑問を持っているようだった。

 

馬車の都合上1ヵ月後に急遽王都行きが決まりヴォイヅェルト、クレアルージュ、フランシスカ、プラムシリカ、ジェスロ、アスカの6名が村を出ることになった。

願わくば双子が非常識側になる前に常識を知って欲しい。




 





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