指針占い~パーク、デルコ、アスカ~
4姉妹が帰ってきてから3日がたった。
今日指針占いが始まる。
パーク、デルコ、アスカ、クレアルージュ、ヴォイヅェルトの順に行われる。必ず立ち会い人が入るが今回は、それぞれが立ち会い人も兼ねることになった。
「パーク、まずあなたから……」
メリッサに呼ばれた茶髪おかっぱの男の子がパークである。遠縁にハイエルフがいるが見た目では、わからない。
「パーク」
「はい」
「………」
「………」
「あなたは、……今のまま………」
「はい…」
「でもあと…耕作魔法にも長けてるみたい……魔属性は、聖、光、水、土」
「はい…」
「エルフの力は、ないに等しい…以上………」
「……ありがとうございます。」
パークの指針占いが終わった。非常に短いがわかり易かった。
そして次に移った
「次…デルコ……」
デルコが椅子に座った
「デルコは…純粋な獣人の為に使用魔法適正なし…魔属性は、土、金、木」
デルコは、反応せずに聞くことに集中した
「技能は…人員管理、コミュニケーション、人材適正配置……書類作成管理……」
回りは、占いの結果に納得した。
「職種指針…………」
「……」
「「「「………」」」」
「村長、領主…以上……………」
みんな思う「ここにデルコの天職ない」と
「次…アスカ………」
アスカがワクワクしながら椅子に座った
「生活魔法……召喚魔法……身体強化魔法……など自己媒体の魔法適正が高い……魔属性は、闇、影、水、風、音、……」
アスカ自身、闇属性持ちだと初めて知った
「技能は……家事…偵察…隠密…サポート……」
技能の振り幅が潜入向けの様だ
「職業指針…」
「………」
「「「「………」」」」
「主婦…密偵…シーフ…」
アスカは、『奥様でくせ者』が天職の様だ。
アスカの占いが終わった直後パークが手を上げ口を開いた
「すいません。仕事に戻って大丈夫でしょうか?」
「ん…大丈夫……」
「お先、失礼します」
こうしてパークは、退室した。