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願望を抱いて転生を  作者: [装備]片栗粉(紙袋のヤツ)
クーベリカ村の日常
11/26

占いババアは、引退して孫娘に引き継ぐってよ

アスカがため息をつきながら話だした


「占いのおばあちゃんまだ体調悪いのかしら?ワタシまぁーーーだ占いしてもらってないから、早く見てもらいたいのにぃー」


ヴォイヅェルトの占いの時期が近づいてきたことでこの話題であろう。ジェスロ、ハイルの占いが終わった後、占いババアが倒れた。その結果アスカの占いは、延びに延びていた。11歳前に受けれなかったのだった。

そしていつも通りヴォイヅェルトとクレアルージュが爆弾を落とす


「俺は、あのババアは、もう終わりだと見ている」

「僕も同意見。ババア終了のお知らせーー」


空気が凍てついた。2人は、「もうあの人死んだわ」的な軽いノリで答えた。無論そんなことを言っている訳でなく、言葉のチョイスがいけないだけだ。そんな空気すら気にせずヴォイヅェルトが口を開いた


「ババア引退の後の後任もババアじゃ、またババア終了が早いだけだからな。ある程度若い後任になるだろうな。」

「みんな、勘違いしたみたいだね。僕とヴォイヅが言いたいのは、占いババアが引退して、ただのババアに成り下がるって話だよ。」


クレアルージュの訂正も大概だった。





~~~~~~~~~~~~~~~~ 






「にゃっふぅーーーー!」


勉強会中に嬉しそうに尻尾を千切れんばかりに振りながらアスカが突入してきた。猫獣人のはずなのに犬の様だ。しかし年齢のわりに小柄な為にヴォイヅェルト達に『可愛い』と思われていたのだった。 


「占いの日程決まったわ!おばあちゃんの後継者決まったって!おばあちゃんの孫娘だって聞いたわ!!」


ヴォイヅェルトとクレアルージュが『ババア終了か』と呟き、他の全員が『へー』と声をもらす様に反応した


「ワタシだけじゃないのよ。今9歳のこがいないから10歳以上でまだ占いを受けていない全員を一度に見るらしいわ」


アスカの言葉にヴォイヅェルト、クレアルージュ、デルコがそれぞれ言葉を発した


「多分、後継者は、メリッサさんだろう。指針占いが出来るようになったから、一時的に俺の為に帰ってくるんじゃないかな?」

「可能性高いね。メリッサさん占い修行の前に占いババアいつまで現役もつか気にしてたからね」

「きっとパークも一緒に受けるんだなぁ」


パークは、つい先日10歳になった。現在クーベリカ村で唯一の治癒師である。治癒師は、治癒魔法、錬金薬学、人体理解と人体関係の技能しかどんなに頑張ってものばせない。また人体関係ならばどんな技能でものばせる。特殊な仕事である。そしてジェスロは、思った

(だがまだパークは、占いを受けた事がない。もしかすると新たな才能が現れるかも知れない。

ヴォイヅェルトは、治癒魔法を、クレアルージュは、錬金薬学、ホムンクルス制作程度に人体理解と出来る為に2人に治癒師の才能が………出る可能性もあるがあまり治療をして欲しい人材でもない。)

 

「失礼な考察してるジェスロは、ともかく。僕も楽しみだよ~。何よりババアじゃなくてメリッサさんだったらすごく喜んじゃう!」

「「私達は、3年後だけど、メリッサお姉ちゃんだったらうれしー」」


クレアルージュは、失礼といいながら失礼なことをいい、ランシスカとプラムシリカは、純粋に大好きなメリッサに占って欲しい様だ。

   



後継者は、本当にメリッサなのだろうか?





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