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決勝戦《後半》

最終話です!

ここまで見てくださった方々、どうもありがとうございました!

 レイズは砦へ向かって走り続けた。

 距離にしたら3km程しかないが、実際に走るとなるとそれなりの距離だ。

 ゲーム内の補正ありきで4,5分程度はかかる。

 だが、和俊とユキは攻撃参加を諦め、レイズの方を攻撃(足止め)することにしたようだ。


「二人を相手にするのはキツイか?

 『我戦場にて敵を穿つ者なり

  我修羅をもって戦場を制する者なり

  我修羅なりて戦場にて生きる者なり』【人修羅】

 さあ、かかってこい!約束の戦いだ!」


 レイズと二人の約束は決勝で戦う事だったが、準決勝で当たってしまったことは仕方がない。

 いつだって本気で当たれば同じことだろう。


「レイズ!今回は俺が!」「今度こそは私が!」


「「勝たせてもらう(貰います)!」」


「いや!今回も俺が勝たせてもらう!」


「『火の檻よ敵を封じ給え!』【炎牢】」


「『バーニング・スマッーシュ』!」


「『静かなる水よ我が剣に纏い給え』【水剣】」


 一閃

 火の檻を切り裂くとともに、和俊の剣を弾き飛ばした。

 おかげでレイズも反動によって後ろに倒れそうになったおけだが。


「こんなんで勝てると思うな!

 『我が生きるは修羅の道

  我が拳は修羅のごとく

  敵を貫くものなり』  【拳突】」


「くっ!まだまだ!『カウンター・カウント』」


 確か剣士の持つ唯一の反撃スキルだったはずだ。

 だったら、ダメージの小さい技ではなく攻撃力のある技で一気に決める!


「『我修羅を超え 

  我神に至る

  我は武神なり』【神降し】」


「私を忘れて貰っては困りますよ!

 合成魔法【炎嵐ファイヤー・トルネード】!」


「くそ!『土よ盛り上がれ』【土上】」


 火の嵐の中心にいたらいくら何でも危険だ。

 レイズの魔法のレベルでは、ユキの魔法には敵わない。

 合成魔法である以上水魔法だけでは止めきれないのは分かっている。

 そうなると逃げられる場所は空中のみだ。


「『雷よ我が敵を穿ち給え』【雷針(らいしん)】」


「くっ!『土の壁よ我を守り給え』【土壁】」


「俺もいるんだがな!『倍撃反射カウンター・ドーブリング』」


「ぐわっ!」


 後ろから突如来た攻撃を防ぐことができず、もろに反撃をくらってしまった。

 HPは今初めて減ったが、今の一撃だけで半分近く削れてしまった。


「まだだ!

 『我戦場で生きる者なり

  戦場にて身を癒し

  戦場にて戦い続ける者なり』【人身治癒】」


 細胞の活性を促し、回復速度を上げる技なのだが、そもそもの人間の回復速度など高が知れているので、良くて回復速度が倍になる程度だ。


「『我が名は武神【レイズ】

  我神の力を持ちて敵を撃つ

  我が拳は一撃必殺なり』  【神穿ち】」


「くそ!ユキ、後は頼んだぞ!」


「はい!『水よ風よ火よ土よ!荒れ狂え!暴れ狂え!我が望むは天災なり』【天下統滅】」


 地面は揺れ、嵐が起き、水は氷となり降り注ぎ、炎が降り注ぐ。

 ユキを中心として魔法は使われており、ユキ自身にも魔法は降り注ぐ。

 レイズも例外ではなく回避することは敵わず、ユキとレイズはほぼ同時に魔法によってHPを0にした。









 その後、レイズ達のクランは希望の燈に負け、三位決定戦では勝利。希望の燈は見事優勝を果たした。

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