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決勝戦《前半》

 試合開始と同時にレイズは砦を飛び出した。

 目指すは短期決戦。中央を強引に突破する。


 今回の舞台(フィールド)は森がコンセプトだ。

 木々に隠れて進むことも俺一人なら確かにできる。

 それに対して相手は今までの試合と同じならば全員での一斉攻撃で、隠れながらの進軍は難しいはずだ。

 だが今回、俺は木々に隠れて進むことで時間を失う事の方が、相手に見つかる事よりも面倒くさいので、魔法を使って木々をなくしながら進むことにした。


「『聖なる龍の息吹よ、万物を焼き払う炎を持ちて、我が望む物を滅し給え』【聖龍の白焔ホワイトホーリーブレス】」


 相手に見つかることなど知ったこっちゃない。どうせここにいるのは俺一人だ。

 今の魔法で相手を一人でもやれたならラッキー、程度の気持ちだ。元々目的は相手の砦までの道を切り開く(焼き払う)事だ。

 目的が成功しているのに、それ以上を望むのは馬鹿のすることだ。


 さてと、開けた道とは別の場所を通っていたらしい相手の本体が俺の方へ向かって駆けてくる。

 俺の目的はあくまでも相手を一人でも倒すこと、ではなくて相手の水晶をいち早く壊し試合に勝利することだ。

 なのだが・・・・相手にも速度特化の人間がいるのだろう。

 流石にそれを巻くことは難しそうだ。


 と、言う事で、だ。

 思い切ってここいら一体を全てなぎ払う事にしようと思う。


「『土の精よ、我が願いに応え給え』【土壌移置】」


 気だけを動かすのは難しそうなので、足場ごと木をなくすことにした。

 流石に足場まで動いたら足が速くともどうしようもない。木の移動に巻き込まれて遠くまで運ばれていった。


 

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