二回戦第三試合
『これから二回戦第三試合を開始します!【クラフト・メイカー】と【凍蘭】は出てきてください』
司会の進行に従い場内へと入っていく。
「レイズさん、パーティ戦での屈辱、クラン戦で晴らさせていただきます!」
「俺も負ける気はないよ。正々堂々、真正面からぶつかって勝つよ」
『両クランのリーダーの宣戦布告が終わったところで試合へと移らせていただきます。
それでは、二回戦第三試合・・・・・開始!』
司会の合図と共に試合は開始された。
それと同時に周囲の地形もろとも場が変化した。
今回は砂漠の様だ。砂漠にそびえ立つ二基の塔。それなりに高さもあり、恐らく相手のクランメンバーも全員が入れることだろう。まあ、基本攻撃をしなければいけないのだから、全員が塔に残るという可能性はないだろうが。
いまさらながら思うのだが、俺達の方に優勝候補集まりすぎだよね。
一回戦は当たってないけど二回戦では俺達はアイン達と、和俊たちは筋肉同好会とだ。
優勝候補の半分がこちらに集まったことになる。まあ、案外下克上があるかもしれないけどな。
「じゃあ、俺は行ってくるよ。ここはよろしくね」
「「はい。頑張ってきてください!」」
「ああ」
俺は相手の塔に向かって進行を開始した。