作戦会議・PART2
それからしばらくして試合は終了した。
勿論俺達の勝利でだ。
相手の実力は予想よりも低かったが、まあ勝てたのだから良しとしよう。まあ、個人の実力は予想通りで、連携の実力が予想以下、というよりど素人かよと思うほど低かったのだが。
「二人ともお疲れ」
「はい、勝ててよかったです」
「レイズの言っていた通り私たちの実力って意外と高いのですね」
「まあ、相手の連携が取れてなかったって言うのもあるから、慢心はしないようにね」
「「はい」」
「次の相手は・・・『筋肉同好会』ですね」
「ああ。マートさんがどれ位の実力かは分からないけど、俺が攻めるから守りはよろしくね」
「出来る限り頑張ります」
「死力を尽くします」
「死なない程度にね。連携はさっきの相手よりは取れているようだから、相手を分散させて戦う手もあるね」
「敵は全員前衛なのでアイリスは厳しいかもしれませんね」
「アイリスにも護身術は教えてあるから、簡単には負けないよ。アイリスが粘っている間にユイが敵を倒して援護すればいいしね」
「さっきの試合で少し自信が出てきましたし、そうそうビビッてやられることは無いのでユイちゃんに任せるよ」
「うん。早く倒していくから!」
「よろしく!」
こうして二度目の作戦会議は終わりを迎えた。




