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パーティの部・決勝～開始～

『第一回イベント、パーティの部もいよいよ最終戦決戦まで駒を進めた選手を紹介しましょう！

　西からはβの舞台からトップクランの一つとして名をはせていた、クラン【希望の燈】から、『魔姫：ユキ』！『爆裂魔：バーン』、『聖者：コスラー』、『隠者：ユスート』、『剣姫：ナナ』、『防壁鉄心：ゴーレン』、以上六名【灯篭の燈】！

　東からは正式版から登場し、数々の強敵をうち倒し個人の部で優勝。パーティの部では優勝候補たちを倒してきた。クラン【クラフト・メイカー】から、【紅天使：レイズ】！

　今大会決勝戦は、以上七名による六対一の勝負になります！

　では、選手入場です！』

　実況の合図で俺と相手のパーティは決闘場に入場する。

　相手のパーティは良くバランスがとれている様だ。前衛三人に準前衛一人、後衛二人。

　パーティのバランスとしては最高と言えるだろう。

　対して俺は前・後衛どちらもこなせるが、それでも一人である。

　よく考えると、よく一人のパーティ？に出場を認めたものだと思う。

「お兄さん、今回はよろしくお願いしますね」

　ユキは前に出て、挨拶をしてきた。

「おう、よろしくな」

「負ける気はありませんが、胸を借りるつもりで挑ませていただきます！」

「ああ。本気で来い！」

　俺達の挨拶が終わったところで、実況者がスタートの合図を入れた。

『二人が熱い友情を見せてくれたところで、決勝を始めたいと思います！

　それでは、パーティの部決勝戦・・・・・・・・・始め！』

　その合図と共に、灯篭の燈は攻撃を仕掛けてきた。