閑話
話しが上手くまとまらなかったので、閑話を出しました。
来週には元の話に戻します。
この閑話は完全会話のみです!
「せーんぱーい。あの子、おかしくないですか~?」
「あー、彼か」
「ん?かれ?先輩!あれ女の子ですよね?!」
「いーや、男の娘だよ。まあ、初めて見たら驚くよね。僕も初めて写真見せられた時『可愛らしい娘さんですね』って、言っちゃったもん。それも大手の取引先だったから、ちょっと焦ったよ。まあ相手が自分でもそう思ってる上に、女装させたらもっとかわいい、とかいう人だったから良かったね」
「うわー先輩。大事なプロジェクト潰しかけてたんですか?ちょっと引きます」
「あはははは。まあ、しょうがないね。で、話を戻すけど彼のは別にバグでもチートでもないよ。完全に実力だ」
「あの子生まれる時代間違えてません?何でこのご時世に対多数戦の想定をした訓練をリアルでやってるんですか?しかも生産職ですよ!職業は三つありますけど、このゲーム進化という機能はないですからね。マックスになれば新しい職業が取れるだけですよね。生産職ってことは戦闘系の能力向上無しってことですよね」
「そう言う事になるな。まあ、聞いた話だと素手で一カ月間ほど山にこもっていたこともあるらしいよ。全部自給自足で。空良の言った通り、生まれる時代を間違えてるよね。僕も他の人に比べれば天才なんだろうな~、って思ったことあったけど彼の話を聞いたときに、ああ本当の天才って彼のような人を指すんだろうな、って思ったもん。たださ~、ベータから居るからって事と、彼がずば抜けて凄いからあまり気にならないけど、彼のフレンドとかクランメンバーとか、やばい子多いよね」
「あ~、そうですね。和俊君とかユキちゃんを筆頭にアイリスちゃんやユイちゃんですね。確かにやばいですね。流石にゲームバランスが壊れるといったほどではないですけど、アイリスちゃんたちは生産職なのに下手な戦闘職よりも戦えますからね」
「そうなんだよね~。生産職の人には戦闘系の恩恵なんて全くないのに、何故か生産職の人たちがメキメキと実力をつけているよね。まあ、レべル上げなんかが最も必要だからね。まあ、後になってくると一気に戦闘職に抜かれるけど」
「そうなんですね~」
「凄いな~、みたいに行ってるけど、空良もこのプロジェクト参加してるからね」
「そりゃそうですよ。一応私が発案者ですもん」
「そうだったね~。まさか、ゲームをやるための部活が、ゲームをやるための部活になるなんて考えてもみなかったけど」
「にゃはは、いいじゃないですか。時間はかかりましたけど、みんなに楽しんでもらえるゲームを作れたんですから」
「そこは確かだけど、流石にまだ誰も成功させて無いものをやる必要はなかったんじゃないかな?」
「う!・・・・そこをつかれると痛いですね。ところでなんですけど・・・・何でここ、私と先輩の二人だけなんですか!」
「今頃かい?珍しく文句言わないな~、って思ってたけど、気付いてなかったんだね。まあ、理由は空良が発案者だからだよ。僕が残ってるだけでもありがたいと思ってほしいよ。残ってる理由は、君がミスをしそうで怖いからだけど」
「そうですか・・・・・」




