賭け
朝起き、朝食を作ると、零斗は和俊と雪梛を起こした。
今日の朝食は食パンに目玉焼きだ。
朝食を食べ終えると和俊と雪梛は、それぞれの部屋に戻っていった。
零斗も皿を洗うと部屋に戻り、ログインした。
ログインすると、何時もより人数が多い気がした。おそらく、イベントが有るからなのだろう。
レイズはアイリスとユイを探す。噴水の前で集合にしたので、人混みの何処かには居るだろう。
十分ほど経つと、アイリスとユイはログインしてきた。予定の時刻には少し早いだろう。
「おはよう。アイリス、ユイ、今日はよろしくね」
レイズは微笑みながら話しかけた。
「おはようございます!レイズ君」
「レイズ、おはよう。こちらこそよろしく」
「じゃあ、受付でトーナメント表を貰おうか」
「はい!」
「そうだな」
レイズたちは受付へ向かった。
「すいません。トーナメントを貰えますか」
「何処の部でしょうか?」
「全て貰えますか?」
「分かりました。賭けはやりますか?やるのでしたら、試合の始まる1時間後までにお願いします」
「なら、全ての部で自分達に賭けます。掛け金は・・・・・五万ずつで」
「分かりました。ご自身にですね。では、貴方のご健闘を応援します」
アイリスとユイは、レイズの個人戦に一万づつ賭けていた。




