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普段の日常⑥
新年初投稿です。ことよろです。
ログアウトした零斗は、夕飯の準備を始めた。
今日の夕食は肉じゃがだ。
30分ほどかけ作り終えると、和俊と雪梛も降りてきた。
3人は食卓に着き手を合わせた。
「「「いただきます!」」」
和俊はマナーを気にせず次から次へと口の中に入れていく。
それとは逆に、雪梛はマナーを守ってゆっくりと、味わって食べていく。
この正反対な2人が兄妹だとは思えない。見た目だけは美男美女なので、隣り合っていれば恋人に思われることはあるだろう。
「そういえば、明日はイベントですね」
「そうだな。零斗は準備できたのか?」
「ああ、バッチリだ。お前らはどうなんだ?」
「俺は武器も新調したし、準備は完璧だ」
「私は主にパーティのコンビネーションを練習しましたし、大丈夫です」
「俺んところは完全に個人技だからな~。俺以外の2人はコンビネーションの練習もしてたけど」
「明日の個人戦では決勝に絶対来いよ」
「明後日のパーティの方もですね」
「お前らこそクラン戦、決勝に来いよな」
そう言って3人は笑いあった。