普段の日常⑤
一晩明け、零斗は、朝食を作った。
今日は、珍しく2人とも早起きをしていた。
「そういえば、昨日燁霞さんに会ったんだけど、燁霞さんもOLOやるって言ってたよ」
「いつの間に、会ったんだ?昨日は、1日OLOやってただろ」
「馬鹿なんですか。お兄さんは、買い物に行ってたんだと思いますよ。私達が居る分、食料の消費も多くなりますから」
「そうだな。買い物に和俊が、行けるようになれば、燁霞さんに会えるかもしれないぞ」
「マジか‼️それなら俺、買い物いくぞ!」
「自分の金で自分の物を買ってこい。俺は、金を渡す気も貸す気も無いから。怖くて、お前に何か預ける気になれん」
「え~。何でだよ~。貸してくれよぅ~」
「日頃の行動から全て改めろ」
「そうですよ。お小遣いだって、沢山貰ってるんですから」
「・・・・・・」
「お前、小遣いどうしたんだ?」
「・・・テヘッ」
バン!
ボコッ!
「スイマセンデシタ。コレカラハキヲツケマス」
「それでいい。それと、燁霞さんの家はここの裏だぞ」
「えっ!マジ!」
家から出ていこうとする和俊を零斗は押さえ付ける。
「燁霞さんの家に押し掛けたりしたらこれからは、食事、全て自分で作って貰うからな」
「すいませんでした!!」
その後は、何事も無く食事を終えた。