表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/80

クラスメイト

現実に戻った零斗は、買い物に出ていた。近くにあるモールで、食用品を買うためだ。

あの2人は、買い物すらもろくに出来ないので零斗が行かなければならない。何故か、買い物にいくとお菓子ばかり買ってくる和俊は元より、雪梛は、買う物を間違えるという初歩的なミスが多いのだ。

ともかく、このような理由もあって自分で行かなければならない。何を作るかその場で変えることも出来るので2人が買い物を出来ないことに問題はない。





数日分の食用品を買い終えた零斗は、持参した買い物袋に詰め込んでいた。


「あれ、レイくんじゃん!」


「ああ、燁霞(ゆうか)さんか。こんにちは。いや、こんばんわ、かな?」


声を掛けてきたのは、如月燁霞。クラスで最も人気があり、俺らの学校での五大美少女の一人だ。

他のメンバーは、雪梛や生徒会長、物凄いゲーマーな後輩が呼ばれている。

あと一人は何故だか俺だ。『俺は男だ』と、何度か抗議しているが、毎回のように無視されている。


「こんばんわ、レイくん。そんなに大荷物でどうしたの?」


「これか。2人が暫く家に泊まるからな。殆んど食用品だよ」


「持つの手伝おうか?一人じゃ大変でしょ」


「気持ちはありがたいが、流石に女子に持たせるわけにはいかないよ」


「そう?そういえば、レイくんも、『OLO』やってるんでしょ?」


「うん、やってるよ。燁霞さんもやってるの?」


「ううん、でも明後日から始めるよ」


「第2陣かな?俺に出来ることがあったら頼ってもらっていいよ」


「ありがとう!お言葉に甘えて、頼らせて貰おうかな」


「いいよ。プレイヤーネームはレイズだよ。イベントにも出るから良かったら見に来てよ」


「頑張って応援するね!」


「ありがとう。燁霞はプレイヤーネームどうするんだ?」


「私は、ユウにしようと思ってるよ。使われて無いといいな~」


その後も当たり障りない会話をしながら帰っていった。






燁霞の家は俺の家の真後ろだったそうだ。燁霞は、俺の家だと分かっていたそうだ。



キヅイテナクテスイマセンデシタ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ