2人のレベリング④
レイズは、2人のレベリングをしつつ、木を伐採していた。
伐採したのは4本だけだが、それをさらに枝の部分を切り落とした。
「レイズさん、何をやってるんですか?」
「明日のイベントのために、木刀でも作ろうと思ってな。作るのは木刀っていうよりは大太刀か、大剣に近い形に成ると思うけどな」
「木刀ですか・・・すいません、レイズさん。私にも、小刀を作ってはもらえませんか」
「分かったよ。護身用としてアイリスにも渡すからな」
「ありがとうございます!」
レイズは2人の魔法の練習を横目に見つつ、木刀を作っていく。
一時間程経ち、造られたのはレイズよりも10センチ程大きな太刀と、護身用の小刀3つだ。
小刀は接近され過ぎた時の事も考え、自分の分も作った。
「2人とも、小刀できたよ。はい、どうぞ」
「ありがとう、レイズさん」
「ありがとうございます!」
「2人とも、イベントはよろしくね。それと、俺たち、そこまで年も離れて無いだろうしタメ口でいいよ」
「わかりま・・・わ、分かったよ。レイズ君。よろしくね」
「分かった。レイズ、これからもよろしくな」
「こちらこそ!」
レイズ達は、町に戻ると、クランハウスに行き、ログアウトした。




