クランホーム②
カフェを出てシーンと別れたレイズはアイリス達の元へ向かった。
幸い二人はついさっき始めたところだったようで噴水の前にいた。
「二人ともこんにちは。さっき文屋に会ってきてクランホームのお薦めを聞いてきたんだけど見に行かないかな?」
「分かりました。クランホームは人数が増えることも考えるとある程度大きい方が良いですかね」
「そうですね。お薦めの場所を見てみてその後で話し合って決めたら良いのではないでしょうか?」
「それもそうだね。じゃあ、クランホームを見に行こうか」
「はい!」
一つめのクランホームに向かった。
そこには、大きな屋敷があった。
大きいのは確かだが生産活動には向かなそうだ。
二つ目のクランホームは2階建ての少し小さな家だった。
これから人数が増える可能性も考えると小さすぎる気がした。
三つ目のクランホームは3階建ての少し大きな木造の建物だった。
「じゃあ、今見てきたクランホームで、どれがよかったかな?」
「私は最後の建物が良かったと思います。他の建物は大きさや生産を主軸にするには向かないと思ったので」
「私も最後の建物が良かったと思います。物を売るところ、作るところ、接客をするところでも分けられますから」
「僕も最後の建物が良かったと思ってたから良かったよ。じゃあ早速クランホームを買おうか」
レイズはステータスなどを見る場所からクランホームの購入手続きを終えた。