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死神と白昼夢?

超短い。

「……ここは…………」


私の今住んでいる部屋の最寄りの駅だった。今朝、陸の中心街に向かう際に利用した場所。


なんで?



《ーー発車いたします。》


鼻にかかったようなアナウンスが流れる。


モーターの稼働する音が聞こえ、ガタン、ガタンと列車の音が遠ざかっていった。



「(……さっきまでのは、夢?)」



と。


チャリ、と軽い金属の音が手元から聞こえた。


「!」


夢かと思ったけれど、握った社員寮の鍵と地図がそれは現実だと教えていた。




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