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装甲騎兵ボトムズ 青の騎士ベルゼルガ物語 〜エージェント〜

 酒場はジオの死の噂で持ちきりです。「あのジオが自殺なんて絶対あり得ない! だってアナタを売り出すって張り切ってたんだもの」「ジオは絶対殺されたんだぜ。そういえば、変な組織のことも調べてたなあ」とかなんとか言って、みんながジオ殺害説を信じて疑いません。これならヘタな工作せず、普通に通り魔殺人だった方がまだよかったような気もしますが、無法の街ではそうもいかなかったのでしょう。


 主人公はジオの死の真相を追って次の街へ。そこはバトリングが盛んな荒々しい街。しばらく調査を進めていると異能戦士とも呼ばれるパーフェクト・ソルジャーと思しき男を突き止め、バトリングに突入。百年戦争時に作られた兵士というだけあって、相手はかなり強く、勝つまでリトライします。辛くも勝利を収めるも、男はジオ殺害とは無関係だったようです。

 ちなみに前の分岐で美女を選択すると、男に負けても美女が難なく男を倒し、改めて美女がバトリングを申し込んできます。この美女こそ謎の組織の首魁、パーフェクト・ソルジャー、クリス・カーツの片腕だったのです。


 ともあれ、再び手掛かりを失った主人公は街に戻ります。それからイベントをこなしてると以前会った男が軍人としてスカウトに来ました。周囲にやめろと忠告されるもストーリーが進まないので承諾して軍人さんにクラスチェンジ。しかし、軍服を支給される間もなく機密を盗んだらしい男を捕まえろとか、いきなりお使いを命じられます。

 いくつもの街で情報収集とイベントをこなし、件の男を発見。バトリングに勝利するも逃げられてしまいました。仕方ないのでそれを報告するといきなり肩を叩かれます。

「失望したよ。君には軍服を脱いでもらう(貰ってないけど)。どういう意味か分からないようだな? でははっきり言おう。君はもう用済みだ。君のような無能は必要ない。どこへでも行くがいい」

 てなこと言われてクビを宣告されます。ううん、なんか軍人になった自覚もなかったので、体験入隊だけで拒否られた気分です。その場に居合わせたチンピラまで同情を寄せる始末。

「オメー、あそこまで言われてよく平気でいられるなあ。俺だったらショックで自殺しちゃうゼィ」

  ……コイツに自殺するほどのデリカシーがあるかはさておき、励まされて元気が出ました。

 元気が出たところで今度は退役軍人風の男に絡まれます。

「これで分かったろう。軍など、あんなものだ。決して信じるに値しない。なのになぜだ? なぜお前の目はまだ人を信じようとしている? ……どうやらその答えはバトリングでしか出ないようだな」

 なんだかんだでバトらされ、勝利するとすっかり打ち解け、酒を酌み交わそうと約束。そこへ先刻クビを言い渡した男が退役軍人風をスカウトにきました。

「あれは不幸な事故でした。あなたには軍に戻って欲しい」

「少し、考えさせてくれ」

「意外ですね。一体、何があなたを変えたのです?」(アンタがスカウトにきたんだろ!)

「そいつとバトリングした。ただ、それだけだ」

 全く話が見えないけど、俺様のお陰でモトサヤに収まったようです。でも、主人公が再雇用されることはありませんでした。無法の街は信用できません。後日、改めて酒場に入ると店内が異様な雰囲気。みんな何かに怯えてます。

「あ、あああ……」「なぜ、ヤツがここに……」「うわあっ!」「そんな、嘘でしょ?」まるで話になりません。すると迫力満点の男が登場。


「私はクリス・カーツ! 私の部下になれ!」

 どうやら主人公を見込んだパーフェクト・ソルジャーが直々にスカウトにきたようです。先日、軍をクビになったばっかなんですけど。とりあえず選択肢が出るので無難に「はい」と答えます。するとクリス・カーツを追ってたらしいケイン・マクドガルが乱入。

「見つけたぞ! クリス・カーツ! ここが貴様の墓場だ!」

 酒場で暴れるのはさすがに心苦しかったのか、クリス・カーツは逃げの一手に出ます。

「貴様に最初の任務を与える。ケインを殺せ!」

 さすが悪の組織の親玉。人使いが荒い。ケインもクリス・カーツの見え透いた口車に乗ってしまいます。

「俺の邪魔をするな! まずはお前からだ!」

 クリス・カーツは追わなくていいんですか?


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