装甲騎兵ボトムズ 青の騎士ベルゼルガ物語 〜マッチメイカー〜
なんだか風向きがアヤしくなってきたぞ、とか思った察しのいい方はしばしお待ちを。筆者はこの作品を愛しているのです。決してコケにして笑いたい意図など毛頭ないことをここに明らかにしておきます。
さて、なんだっけ? そうそう、まずはゲームスタート! その前に名前の入力です。本作ではプレイヤーは名も無き帰還兵なので名前をつける必要があるのです。
筆者は名前を考えるのが苦手なので目を閉じてテキトーにボタンを押して決定、なんてのをよくやってました。本作でもそれを行います。結果、主人公の名前は「ヴゾツェ」に決定。おお、なんか良さげなカッコいい名前ではないか。今見るとちょっと、いや、かなり中二な香りもしますが、当時はカッコいいと思ったのでいまだに覚えてるんですよね。2周めが「ツリリ」、3周目が「ワタラピオ」だったので、初プレイであの名前が出たのは奇跡みたいなもんです。しかしこんなもんをいつまでも覚えてんなよ、自分……
で、とりあえず最初の街で行けるとこは酒場のみ。バトリング会場にも行けるけど「金のない奴が来るとこじゃねえよ!」とケンモホロロ。ATハンガーも「AT持ってねえ奴は願い下げだよ!」と、門前払いを食います。追い返されながら拳の2、3発でもプレゼントされてそうです。さすが無法の街。仕方ないので酒場へゴー。そこでバトリングのマッチメイカー、三人と出会うのです。
一人は頼れそうなオヤジ。人もよさそうでメカマンっぽい風貌。いま一人は筆者好みの色っぽい女。どう見てもお水系です。三人目がいかにも頭の悪そうなチャラいチンピラといった面々。三人と会話して誰と組むか選択。当然エッチな展開もありそうな女の一択! と、思うでしょ? しかし焦りは禁物。お楽しみは後にとっとかなきゃ元が取れないってもんです。ここは無難にオヤジを選んでゲームに慣れた二周目で女を選ぶのが正解なのです。(←もはやチンピラは忘却の彼方)
こんな感じで本編はADVパートで進みます。その間にATによるバトルイベントが発生。てな具合です。
で、オヤジを選んで「お前は見る目があるぞ」とかホメられます。ま、俺にとっちゃあ貴様も踏み台に過ぎないんだがな、と、ジェリド・メサばりに心中で悪態つきます。なんせここは無法の街。ちょっと油断すればどんな目に遭わされるか分かったもんじゃありません。とか思ってたらいきなり事務所に招かれます。無法の街にしてはよそ者に優しいような。いや、バトリングはケガ人、死人が続出するデンジャラスなバトル。運営も選手の確保に苦慮しているのだろうと身構えます。案の定、いきなりATを貸与してくれるようです。さすが無法の街。
その前に簡単な心理テストが出題されます。このテストの結果で最初の機体がランダムに決定するシステム。心理テストと言ってもゲーム内容に関するものなので気楽にできます。結果、筆者は最強機体、ベルゼルガWP(このWPがなんの略かは知りません)をゲット。……無法者すぎるぞ。しかもハンガーまで用意されるという太っ腹ぶり。そうかよ。そうやって最初に恩を売っておいて借金漬けにして、俺を使い倒す魂胆なんだな? とか思ってたらロハで貰ったようです。もしかしてATって、自転車感覚で所有できちゃうんでしょうか? さすが無法の街です。案外、GPSでセキュリティはしっかりしているのかも知れません。