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真・三國無双3エンパイアーズ 〜秋風五丈原〜

「そんなに過去作がいいんなら、過去作やってりゃいいじゃねーか」

 そんなツッコミが聞こえてきそうです。ええ、そのとおりだと思います。実際、そうしてましたとも。あれから無双シリーズはもちろん、グランドセフトオートはじめ、人気作をプレイもしました。しかし、ある程度プレイすると飽きがきて、またエンパ3に戻ったのです。


 エンパ3の快適さ、中毒性はもう別次元です。一生遊んだとしても飽きることはないと断言できます。もし手元にあったら、間違いなく毎日遊ぶでしょう。本作を一度プレイしてしまうと、他のゲームにしばらくハマることはあっても、またすぐにエンパ3に舞い戻ってしまう自分がいたのです。

 

 エンパ3は文字通り、一生遊べるゲームです。しかし、それは逆説的に言えば、この一本さえあればもう他のゲームはなくても良いということにもなってしまいます。もちろん、現実的にはそんなことはあり得ません。どんなゲームにもプレイする価値があります。

 ですが、他のゲームをプレイしても、「もっさりしてるな」「このシステム余計じゃね?」等のネガティブな感想しか出てきません。


「三國志3の戦闘パートをアクションでやってみたい!」「無双アクションで三國志みたいなSLGをプレイしたい!」

 コーエーファンなら一度は夢想し、そして諦めた妄想でしょう。PS2以前のゲーム機では技術的にも不可能だったでしょう。しかし、PS2が世に出て、コーエーも真・三國無双で飛躍を果たし、ファンの長年の夢に応えてくれたのです。

 しかしコーエーはこのエンパ3によって、PS2の時代において、ついにゲームという娯楽をも終わらせてしまったのです。少なくとも、筆者にとっては。


 筆者はPS3も4も購入していません。したがって、その後の無双シリーズもよく分かりません。評価する資格さえありません。ですが、積極的にプレイしようという気も起きません。プレイしたとしても、またすぐエンパ3に舞い戻りたくなる自分が容易に想像できるからです。それは他のゲームについても同じことです。

 それなら中古のPS2を再購入し、またエンパ3の中古品を買った方がずっと安上がりです。

 少々長くなってしまいましたが、本作が筆者にとってゲームを終わらせたゲーム、というのはそういうことなのです。

 名作とか、傑作とか、ありきたりな言葉では形容できません。決してネガティブな感情からではないのです。しかし、本作が筆者にとってゲームという娯楽を終わらせたのは紛れもない事実なのです。


 もちろん、恨んでなんかいません。感謝してます。なにより、光栄ファンファンだった自分のゲームライフにトドメを刺してくれたのが、コーエーのエンパ3だったことに運命を感じています。

 本作を夢中になってプレイしていたあの頃は、筆者にとってはかけがえのない、光り輝いていた、幸せな時間でもあったのです。

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