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狂依存  作者: 翠狐酒
1/2

依存症

暗い感じになっております。


鬱っぽいです。


最後まで見ていただけると、幸いです。

狂依存



巡 葬華



何もかもが嫌だった。

自分は不幸だと思った。

こんな失敗作は要らないと思った。


ダレモミテクレナイ


空が汚い。

今日も1日不幸なんだろと。その想像は口癖になって、行動になって、運命になる。

小さな不幸を見つけられる。

大きな幸せは見つけられない。

壊れそうになった時、そのまま壊れればよかったのに。体は、心は、自分を守ろうとする。


悪運が強いのか、世界は私に優しくない。私の道はいつまでも私を拒絶する。

進めない、進めない。


私がそれをした時、とても気持ちよく感じたんだ。生きていると分かったんだ。


だけど、その境界をいざこえようとすると足がすくんで動かない。

そんな自分が嫌いで、歯がゆくて。

自分が何をしたいのか分からない。


そんな時にあったのがあなただった。

あなたは私に近づいて

「お前、私についてこない?」

………正直、最初は何言ってんのこいつって思ってた。けど、何だかあなたの手が、私を救ってくれるような気がして。

気づけば私は手を取っていた。

すると、あなたは私の生きている証を見て

「お前…死にたいの?」

と、聞いてきた。

だから

「死にたい」

と答えた。

そしたらあなたは真剣な顔をして

「私を頼れ。お前は私を頼るために生きろ。」

って。

はじめてだ。こんなことをいわれたのは。

あぁ、嬉しいな。

「うん」って返したらあなたは安心したように微笑んだ。


それからはずっと一緒。

なんでも頼った。

勉強も、料理も、選択も。

それに、生きた証をつけることを許してくれた。

ただ、その曖昧な境界をこえることだけは許してくれなかった。


この暮らしで、はじめて幸せだと感じることができた。












































































































ありがとう

ずっと一緒だからね



ありがとうございました。


あと1話だけ、続きます。

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