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強いのは僕ではなく僕の龍たちです  作者: 七面鳥の丸焼き
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旅を再開しました

タイトルを変更しました

ヴァスに怒られた次の日

今日から世界を見て回る旅を再開する

前回と違うのは平和な世界をのんびりと見て回るということ

それと馬車ではなくレイたちに乗っての旅だということだ


「「「ご主人様、行ってらっしゃいませ!」」」


おや、ポポロ達は何を勘違いしているのかな?


「ポポロ達も一緒に行くんだよ?ほら、乗って乗って」

「え、ぼ、僕たちもですか!?」

「そうだよ。ほら」


お尻を下から持ち上げてポポロ達が乗るのを助けてやる

ポポロ達にもこの世界を見せてあげたいからね

一緒のほうが楽しいし!


「それじゃレイ、出発!」

『うむ!しっかり捕まるのだぞ』


レイはゆっくりと上昇し、ゆっくりと加速していった





『ここはオブライシアの西の町【ハルシア】だよ。港町で漁業が盛んなため新鮮なお魚がいっぱい売られてる町だよ!お魚たくさん買いたいから寄ってもいい?』

「いいよ。レイ、町から少し離れた開けた場所に降りてくれる?」

『わかった。あそこがちょうどいいな』


と言ってレイは町から少し離れた草原に着陸する

それに続いてラグたちも順に降りてきた

レイたちから降りると町のほうから馬に乗った鎧の人たちがこちらに走ってきた

鎧の人たちは僕らの前で止まり、一番前にいたたぶん偉い人が話しかけてきた


「ハルシアの衛兵隊長ブンタックだ。ドラゴンが町の近くに現れたと通報があり参った次第。龍の勇者であるタツト様とお見受けするがハルシアには何用か?」

「観光と魚などの食糧購入ですかね。あ、一応これ、ギルドカードです」


と言ってギルドカードをブンタックさんに手渡す

ブンタックさんはそれを確認してすぐに返してから緊張した雰囲気を柔らかくした


「確認しました。ようこそハルシアへ。どうぞごゆっくり観光をお楽しみください。町民たちには我々から言っておきます。あ、町中ではレイ様たちは小さいお姿から変わらないことをお約束お願いします。では」


そう言って馬に乗り町に戻って行った


「それじゃ、町に入ろうか」

「「「はい!」」」

『魚料理は何があるのだ?』

『和風だと塩焼きとか刺身とか、洋風だとムニエルとかカルパッチョとかがあるみたい。タツトの世界の料理は種類が多いから作り甲斐があるよ!』


レイたちはもう食べることにシフトチェンジっすか…

でも、俺も塩焼きは久しぶりに食べたいな…





「生きのいいの入ってるよー!採れたて新鮮な魚だよー!」

「お、お姉さん別嬪さんだねぇ!オッチャンおまけしちゃう!」

「…日本の商店街みたいだ」


様々な魚が陳列している商店街

魚以外も売られているが魚屋が大部分を占めている


『あ、おじさん。その魚とあの魚。あとそこの貝ちょうだい!これも買うからちょっとおまけして!』

「お、かわいいトカゲちゃん見る目あるねぇ!いいぜ、あとこれもおまけしてこれだけでどうだ?」

『うーん、これは?』

「それはさすがに無理だわ!これが限界だな」

『じゃあそれで!ありがとね!』

「あいよ、また来てくんな!」


ラグ、馴染むの早くないですかね?

既に3店目なのですが…


『これはなんという魚なのだ?』

「こいつは『ほろ酔いシャーク』だよ。こいつを食べると酔っぱらうからこの名前がついたんだよ。初めて見るかい?」

『うむ。4000年生きてきたが初めて見たぞ。…うまいか?』

「生でもおいしいけど炙るともっとおいしくなるよ!買ってくかい?」


そこでチラッとレイがこちらを見る

…眼が『買ってくれ』と言っている

これは買うしかないですね

あの眼には勝てません


「買います。いくらですか?」

「銀貨30枚だよ」


おばちゃんに銀貨30枚を払ってほろ酔いシャークを収納する

でも多分これ食べられるの結構後だと思うよ?

ラグが他にも魚をかなり買ってたし…


「まいど!また来ておくれ!」

「はい」

『あ、タツトも何か買ったの?この町すごいね!鮪に似たのとか鮭に似たのとかもあったからたくさん買っちゃった!今日はお寿司にする予定だよ!』


お寿司!

異世界でお寿司が食べられるなんて!


「ご主人様、お寿司ってなんですか?」

「えっと、魚のお刺身を酢飯の上に乗せた食べ物…?でわかる?」

「「「?」」」


やっぱりわかってもらえなかったか

説明下手っていうのも問題だな


『それじゃあポポロ達は晩御飯のお楽しみだね!おいしいの作るから期待してて!』

「わかりました!」

『それじゃぁ、次はあのお店!行くよ、タツト!』


まだ買うんですか…

これはしばらく魚料理が続きそうだ





その日の晩御飯は予定通り新鮮な魚を使ったお寿司だった

いやぁ、すごかった

何がすごいって俺らが注文たらラグがその場で握るというお店みたいな手法だったから

ご丁寧にイリアに頼んで衣装まで作ってもらっていた


「ご主人様!この赤いのおいしいです!」

「俺この白いの!グニグニしてるのが楽しくてうまい!」

「…僕はこれ。さっぱりしてておいしいです」


ポポロが鮪、ケオが烏賊、テオが鯵がお好みと


『吾輩は卵が好きだ!甘くてうまい!』

『レイはお子ちゃま舌っすねぇ。おいらはいくらが好きっす!』

『お前も似たようなもの。私はタコが好みだな』

『我は鯛だな。酒が進む』

『『俺たちは納豆巻き!』』

『僕はぁ~、エビが好きぃ~』

『ワイもタコやな。でも生よりも焼いたやつを食いたい欲がむくむく湧いてくんねんな。なんでやろ?』

『拙者はサンマが好みでござる!』

『オレ、チュウトロ、スキ』

『シュアはね~、甘海老さんが好きだよ~!』

『わしゃホタテが好きじゃの』

『わっちは鮭が好きでありんすねぇ』

『ぼぼぼ僕も、たたた卵がすすす好きです!』

『俺様はアナゴだな。あとは卵も好きになりそうだ』

『わしはネギトロが好きですな』

『僕様はカツオが好きだ!』

『…スズキ』

『ヒラメ…ですかね』

『はぁ~い♡ラビちゃんはエンガワが好きだぞ♡』

『わしはフグが好きですじゃ』

『おれは…鰯だな』

『私は蟹ですね』

『はーはっはっは!大トロ以外ありえん!』

『ウチ赤貝が好きかも』

『オラはサラダロールが好きだ』

『しぇらはね~!かんぴょうまきがすき~!』

『ビビ…ワタシハガソリンガスキデス』

『ウニ』

『カリフォルニアロールが最高デース!』


みんな好みが結構バラバラだなぁ

何人かは渋い好みの人もいたのが面白かった

あ、俺は卵が好きです

おいしかったけど、この世界でも鮭とか鮪が採れていることに驚いたなぁ

おいしかったからいいんだけど

お寿司回

皆さんはどのお寿司がお好きですか?

作者はサーモンとイカと甘海老が好きです



おまけ

作者「ちなみにラグはどのお寿司が好きなの?」

ラグ『僕はつぶ貝と生シラス!あと数の子も好き!』

作者「ラグも結構渋めなの好きだね…」

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