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強いのは僕ではなく僕の龍たちです  作者: 七面鳥の丸焼き
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魔神が復活しました

『皆の者、準備はいいか?』


次の日、儀式は夜だそうなので夕方までゆっくりした俺たち

いざ出発の時レイが最後の確認をした

皆が頷く

俺も頷くとレイが号令をかける


『では行くぞ。魔神を討ち、世界を救うぞ!』

「『『『『『『オーッ!』』』』』』」


レイたちが元の大きさになり俺はレイの背に乗る

ラグの転移で行けないの?と思うかもしれないが一度行ったことのあるところにしか飛べないのである

なので今回は空を飛んでいく


最高速で飛ばすこと数十分

魔神復活の儀式場所についた

すでに残りの魔王たちは儀式を始めている

地面には魔法陣が描かれており、その中央には祭壇と思しき台が設置されている

そしてその台の上には10代半ばくらいの男性が寝かせられていた

魔王たちは祭壇を囲むように立ち何やら唱えている


『おや、龍の勇者様ではございませんか。もう少々お待ちください。あと1時間ほどで我らが主、魔神スクワールド様が復活しますので』


薄紫色の肌に魔王特有の目をした耳の長いイケメンが儀式をしつつこちらに話しかけてきた

エルフさんだ!ダークエルフみたいでかっこいい!


魔神復活まで1時間か…長いな…

…すっごい今更なんだけど、別に魔神復活するまで待たなくてよかったんじゃ?

魔王を全員倒した後にゆっくり魔神復活の儀式を壊せばいいわけなんだし…

的なことをレイたちに話すと


『『『『『『『『…その手があった』』』』』』』』


誰も思いつかなかったそうです

うちの子は戦闘民族なのかもしれません


かくしてレイたちとグダグダしながら1時間が経ちました

今更不意打ちで魔王を倒すとかそんなことはしないよ?


「はぁ、はぁ、お待たせして申し訳ない。あ、申し遅れました。わたくし、暴食の魔王エグデヴァランと申します。討議大会ではうちのメグラルーテがお世話になったとか。敵ではありますが感謝を」


先ほどのエルフ魔王さんは暴食さんだったのか

儀式は相当疲れるようで肩で息をしている


「エグデヴァラン」

「あぁ、申し訳ない。それでは」


『贄、魔力、負の感情を捧げます。長きにわたる封印から、今、その姿を我らが世界に!』


魔王4人が再度中央の祭壇を囲むように立ち呪文?を唱える

すると祭壇の上に寝かせられている男性の体に黒い靄が集まり吸収されていく

なるほど、あれを触媒にして復活させるのか


黒い靄の吸収が終わると男性の肌は魔王特有の薄紫になっていき、頭からは4本の角が生えていた

瞼がゆっくりと開くと、俺でも感じるほどの嫌な感じが辺りを漂いだした

これが…殺気…

息が詰まるような感覚、俺の周りだけ酸素が薄くなっているようなそんな感覚


『タツト、落ち着け。あれの相手は吾輩たちがやる。貴様の相手は怠惰の魔王、そう決めたであろう?』

「…うん。レイ、みんな。勝ってね」

『任せろ』


皆が敬礼をしてきたので敬礼を返しておいた

…皆いらない知識をノーブルの本から得ているな


「タツト」

「…メグさん」

「ここだとスクワールド様の邪魔になる。場所を変えよう?」


…俺がいたらレイたちも魔神に集中できないか


「いいよ。誰の迷惑にもならないところに行こうか」

「なら、ここから西に10㎞のところ。広いし誰もいない。そこにしよ」

「わかった」


俺は龍魔法の≪飛翼≫を背中に龍の翼を生やして宙に浮く

そして植物魔法で腕から蔓を伸ばしてメグに巻き付け持ち上げ、そのままメグの指定した場所へと飛んだ




「ここならスクワールド様の邪魔にならない。めいっぱい、死合おう?」


突如メグの周りから赤と黒と水色の靄が噴き出る

メグの魔力が体から溢れているのか

…一応龍眼でメグのステータス見ておくか


----------------------------


名前:メグラルーテ

年齢:581

レベル:1749


HP:5392,681/5392,681

MP:5401,775/5401,775

攻撃:11088

防御:5971

魔攻:11201

魔防:6006

俊敏:5603


スキル:闇魔法lv:MAX 邪魔法lv:MAX 炎魔法lv:MAX 氷魔法lv:MAX 


EXスキル:怠惰


称号:怠惰の魔王 魔神の加護


----------------------------


うーわ

めちゃんこ強くなってやがる

これ、勝てるか?

ちなみに今のおれのステータスはこちら


----------------------------


名前:息吹 辰人

年齢:15

レベル:3180


HP:10095/10095

MP:10115/10115

攻撃:10035 (+8,000)

防御:10030 (+5,000)

魔攻:10036

魔防:10029 (+7,000)

俊敏:10044 (+,4000)


スキル:異世界語翻訳 火魔法lv:MAX 炎魔法lv:MAX 焔魔法lv:7 水魔法lv:MAX 氷魔法lv:MAX 雪魔法lv:6 風魔法lv:MAX 嵐魔法lv:MAX 天魔法lv:3 土魔法lv:MAX 岩魔法lv:MAX 地魔法lv:4 電魔法lv:MAX 雷魔法lv:MAX 磁魔法lv:5 光魔法lv:MAX 聖魔法lv:MAX 闇魔法lv:MAX 邪魔法lv:MAX 空間魔法lv:MAX 時空魔法lv:8 星魔法lv:6 精霊魔法lv:MAX 影魔法lv:MAX 陽魔法lv:7 忍魔法lv:MAX 死霊魔法lv:7 植物魔法lv:5 鉱石魔法lv:5 機械魔法lv:6 獣魔法lv:5 魔魔法lv:4 審判魔法lv:1


EXスキル:召喚(龍) 龍眼 龍魔法


称号:異世界人 勇者 闇龍皇の寵愛 邪龍皇の寵愛 時空龍皇の寵愛 星龍皇の寵愛 精霊龍皇の寵愛 影龍皇の寵愛 陽龍皇の寵愛 火龍皇の寵愛 炎龍皇の寵愛 焔龍皇の寵愛 水龍皇の寵愛 氷龍皇の寵愛 雪龍皇の寵愛 光龍皇の寵愛 聖龍皇の寵愛 忍龍皇の寵愛 死霊龍皇の寵愛 風龍皇の寵愛 嵐龍皇の寵愛 天龍皇の寵愛 土龍皇の寵愛 岩龍皇の寵愛 地龍皇の寵愛 電龍皇の寵愛 雷龍皇の寵愛 磁龍皇の寵愛 陽龍皇の寵愛 植物龍皇の寵愛 鉱石龍皇の寵愛 機械龍皇の寵愛 獣龍皇の寵愛 魔龍皇の寵愛 審判龍皇の寵愛 神龍皇の寵愛 未成熟の呪い 龍神の祝福


従者:レイ(邪龍皇レイダム) ラグ(時空龍皇アストラグフ) ルエ(星龍皇ルルエライラ) アロ(精霊龍皇アロシーシェア) ヴァス(影龍皇イクセヴァス) ギナ(火龍皇ギナシャール) リゴ(水龍皇リゴシャール) サヴィ(聖龍皇サヴィニャ) フィフ(炎龍皇フィフシャーク) コノハ(忍龍皇ココノハ) ニャル(死霊龍皇ニャルトーハ) シュア(風龍皇シュアランドーラ) ディック(土龍皇ランディック) ガウ(電龍皇ガウビスト) ネア(氷龍皇レンクィーネア) ダン(嵐龍皇ウェンダング) セン(岩龍皇リョーセン) ルゼ(雷龍皇ルゼゴナ) マシュ(焔龍皇フィンサーマシュ) キッシュ(雪龍皇キッシューヌ) ラビ(天龍皇ラビーネ) ガン(地龍皇ガンベージャ) ライ(磁龍皇ライライ) イリア(光龍皇テンテイリア) ハイド(闇龍皇ハイドリック) ヒューラ(陽龍皇ヒューラルン) モス(植物龍皇ダンカモス) シェラ(鉱石龍皇セラルアーナ) ノクト(機械龍皇テュアノクト) キッド(獣龍皇ハンタスキッド) カム(魔龍皇ヤンカム) ルーヴ(審判龍皇ルーヴェンス) ノーブル(神龍皇ノーブル)


----------------------------


圧倒的ステータス負け

魔法の種類の多さは俺のほうが上だけどHPとMPの量は圧倒的にメグのほうが多い

約500倍だぜ

か、勝てるかなぁ…?

いや、とりあえずレイたちが魔神を倒してくれるまで時間を稼ぐ

それが今の俺のやること!


「怠惰の魔王メグラルーテ。めんどくさいけど、行く」

「龍の勇者息吹辰人、行きます!」


こうして俺たちの最後の戦いは幕を開けた

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