表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
強いのは僕ではなく僕の龍たちです  作者: 七面鳥の丸焼き
66/101

獣王祭にお呼ばれしました

「どうしてこうなった…」


俺たちは今フィヨルドにある闘技場の舞台の上にいる

そして俺の周りには筋骨隆々のゴリラ獣人や俺よりもでかい剣を構えている熊獣人、ローブを頭まで被っている人などいろいろな人が100人近くいる

俺は今からこの人たちと上位8人になるまでバトロワをしなければいけない

どうしてこうなったかというと時間は1日前に遡る








「闘技大会?」

「そうだ!」


ハングに呼ばれて会いに行ったら「明日闘技大会をするんだが出ないか?」と会うや否や誘われた

なんでもこの国では毎年この時期に獣王祭という獣王が主催する祭りをやるらしくハングが獣王になってからは毎年闘技大会を開催しているらしい

各国の強者が集まる有名な大会だそう


「流れとしてはまず参加者を4つのブロックに分けて予選を行い上位8人になるまでバトルロワイヤルをしてもらう。上位8人は次の日の本選に進める。2日目の本選はトーナメント方式で各ブロックの頂点を決める。準々決勝、準決勝、決勝は3日目に行う。3日目に各ブロックの頂点同士が戦い優勝者を決めるっつう3日にかけてやるでかい大会だ。優勝者には豪華な賞品が出るぞ!どうだ?出てみないか?」

「いやいや、俺たちが出たら優勝決まったようなもんじゃん。さすがに出ないよ」

「んなもんレイたちは出場禁止に決まってるだろうが。じゃねぇと面白くもなんともねぇからな。出るのはタツトだけ。タツトが今装備している手袋の奴はあくまで装備ということでなら構わない。龍の姿になった瞬間に失格だがな」


レイたちは出ない…

俺のみでのバトル…

守ってくれる存在はなしか


「もちろん殺しは無しだ。運が悪くても全身骨折程度ですむ。そんな怪我もうちの優秀な医療班が完治させるけどな!」


死なない戦闘

今の俺はコノハを装備しているから普通に戦える

俺は、どれだけ戦えるのか知りたい

止めを刺すだけじゃなくて、弱い魔物で無双するのじゃなくて

強い人と戦ってみたい


『タツト』


レイに呼ばれて振り返る

レイは俺が出たいって言うのがわかっているのか真剣な顔で話す


『吾輩は出るべきではないと思っている。運が悪くとも全身骨折というのは普通の者ならの話だ。タツトの場合レベルは100を超えたがステータスはレベル10のもの。しかもそれは普通の者にしてみればレベル1とほとんど同じなのだ。コノハを装備しているからとて1撃もらえば運がよくない限り死ぬ。それでも出たいか?』


レイの言葉に俺は頷く

俺は弱い

それは俺が一番知っている

負けるのなんて慣れっこだ

だから行けるところまで行きたい

そんな俺を見てレイは真剣な顔を崩し『仕方ないな』というような顔をした

そんなレイの隣にラグたちが並ぶ


『…分かった。ニャル』

『明白』


レイ、ラグ、ルエ、アロ、ヴァス、ギナ、リゴ、サヴィ、フィフがニャルに触れる

するとニャルの体が淡く光りだした

ニャルはそのまま俺の体に触ると淡い光はニャルの手を通り俺の体に入ってきた

すごくポカポカしたかと思ったら体の奥から力が溢れてきた


『吾輩からは邪魔法と魔力を』

『僕からは時空魔法と魔力を』

『おいらからは龍眼と魔法の攻撃力を』

『私からは他の精霊を使える力と魔法に対する抵抗力を』

『我からは影魔法と体力を』

『俺からは剣術と攻撃力!』

『俺からは槍術と防御力!』

『僕からはぁ~聖魔法とぉ~魔力かなぁ~』

『ワイからは龍魔法と威圧を』

『オレ、フヨジュツト、ハヤサ』

『人間の体には大きすぎる力だから少しだけだが、タツトに貸す。優勝して来い!』


レイ…みんな…

ありがとう…

…でも


----------------------------


名前:息吹 辰人

年齢:15

レベル:101


HP:95/95 【+1,000,000】

MP:115/115 【+3,000,000】

攻撃:35 (+4、000) 【+10,000】

防御:30 【+10,000】

魔攻:36 【+10,000】

魔防:29 【+10,000】

俊敏:44 (+8,000) 【+10,000】


スキル:異世界語翻訳 闇魔法lv:MAX 邪魔法lv:3【+7】 空間魔法lv:9 星魔法lv:4 精霊魔法lv:8 影魔法lv:6【+4】 火魔法lv:8 炎魔法lv:5 水魔法lv:7 聖魔法lv:7【+3】 忍魔法lv:6 死霊魔法lv:4 【+時空魔法lv:MAX、剣術、槍術、付与術、威圧】


EXスキル:召喚(龍) 【+龍魔法、龍眼】


称号:異世界人 勇者 邪龍皇の寵愛 時空龍皇の寵愛 星龍皇の寵愛 精霊龍皇の寵愛 影龍皇の寵愛 火龍皇の寵愛 炎龍皇の寵愛 水龍皇の寵愛 聖龍皇の寵愛 忍龍皇の寵愛 死霊龍皇の寵愛 未成熟の呪い


従者:レイ(邪龍皇レイダム) ラグ(時空龍皇アストラグフ) ルエ(星龍皇ルルエライラ) アロ(精霊龍皇アロシーシェア) ヴァス(影龍皇イクセヴァス) ギナ(火龍皇ギナシャール) リゴ(水龍皇リゴシャール) サヴィ(聖龍皇サヴィニャ) フィフ(炎龍皇フィフシャーク) コノハ(忍龍皇ココノハ) ニャル(死霊龍皇ニャルトーハ)


【】内のものはニャルに付与されたもの


----------------------------


これはやりすぎだ!

なんなの?君たちは俺を化け物にしたいの?一時的とはいえこれ化け物だよ?あ、でもカケルさんのはもっとすごかったっけ…

…いやいやあの人勇者だし、比較対象にしちゃダメだ

とりあえずこのステータスはやばい、しかしレイたちは俺を想ってやってくれたんだ

文句は言わない、口に出さない

だから心の中だけで言おう


(龍魔法はさすがにダメだろおおおおおおおおおおおお!)

獣王祭自体は1週間ほど続き、闘技大会は獣王祭の3日目から行います

前獣王、ハングの父親の時は大食い大会を開催していました


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ