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強いのは僕ではなく僕の龍たちです  作者: 七面鳥の丸焼き
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戦力が大幅にアップしました

若干危ない表現が含まれています

健全ではありますが苦手な方はご注意ください

そして3日後

お店の扉を開けるとフィフとジズのおっちゃんがカウンターに突っ伏していた

ピクリとも動かないけど大丈夫か?


『寝ているだけだな。おい、起きろ!』


レイはおっちゃんとフィフの頭を蹴飛ばして起こした

起こし方乱暴すぎ!


『いったー!何すんの!?』

「いってー!何すんだ!?」


頭を摩りながら生きぴったりの2人は頭を蹴飛ばしたレイに詰め寄った

しかしレイは気にもしない様子


『武器はできているのか?寝ていたぐらいだからできているよな?』


ひぇ…悪いと一切思ってないよこの子…

フィフとおっちゃんも特に気にしてないからいいんだけども、あれは直させよう


『ちゃんと出来とるわ!ほら!』


フィフが完成したものをカウンターの上に置いていく

うん、銃の数多すぎ

乗り切ってない


『盾と剣、槍はすぐにできてんけど銃が難過ぎてな。これに3日かかってん』

「俺も見たことない武器で手出しができなかったからな。だが、ここにあるのはしっかりと作ってあるから安心しな!」


それを聞いたギナとリゴは自分の武器を持って振ったりして感触を確かめている

ヴァスも軽く小突いたりして強度の確認をしているし、アロも構えたりして感触を確かめている


『これはいい。手に馴染む』

『うむ。これならさらにタツトを守れる』

『『守るー!』』


あぁ…戦力がすごいことになってしまった…

わかってはいたことだが、改めて見てみるとこれはひどいな

勝てる奴いるのかな?


「いやー、生きている間にアダマンタイトやヒヒイロカネを打てるとは思ってなかった!いい経験ができた!感謝するぜ!」

『ワイもいい経験できたで!楽しかったわー!』


何よりです

…さて、武器も一新できたしあとはオブライシアの問題だけだな

…いや、ちょっと待て!

素材のインパクトとか諸々のせいで霞んで見えてたけど、なんでRPG-7があるんだよ!?

何と戦う気ですか!?


『ドラゴンが出たときこれがあったほうが便利。大量の敵に向けて撃つのもまた一興』

「あほか!この世界が壊れるわ!」

『?そこまでの威力はない。せいぜい地形が少し破壊される程度だ』


少しで済めばいいけどな!

俺の中でアロは結構常識人ポジだったのに…


『まぁまぁ、むやみに使わないっぽいから許してあげなよ』

「…そうだね。頻繁に使うようであれば預かればいいんだしね」

『安心しろ。私は今のところへっけらーあんどこっくMSG90とべれったM92以外使うつもりはない』


十分ですわ

アロならそれだけで一国家潰せますわ

ヘッケラー&コックMSG90って確かスナイパーライフルだっけ

それもセミオートの

…リロードなしの魔法弾が遠距離から降り注ぐ

勝てる気しないな…


「他に作るもんはねぇんだったな。じゃ、俺は奥で寝てくるわ」

「え、代金は?」

「ハングから貰ってるよ。余った鉱石も貰ったしな。むしろお釣りを渡したいくらいだ!」


ガハハと笑いながらジズさんは奥に行ってしまった

そしてすぐにいびきが響いてきた

寝付くのはやいな!

…3日も徹夜したんだから当たり前か


『ワイも眠いしはよ帰ろ~…』

「そうだね」

『それじゃ帰るよー!』≪転移≫!


お城に戻ってすぐにフィフは眠りについた

ご飯の時間まで寝かせてあげよう

俺はお風呂に入りたい


「おかえりなさいませ。お風呂のご用意ができております」


この城の執事さん優秀すぎぃ!

朝早くなのに沸かしてくれてるなんて驚きだよ

お言葉に甘えて朝風呂入りまーす!





「お前…また風呂か…」

「あ、ハングも来たのか」


俺たちが風呂に使っているとハングが入って来た

お風呂は何回入っても気持ちいいからね!


「もしかしてお風呂が沸いてたのってハングが入るため?」

「あぁ、さっきまで訓練場で部下たちと何戦かやってたからな」

「お疲れさま。背中流そうか?」

「お、気が利くじゃねぇか!いっちょ頼むぜ!」


そう言ってハングはこちらに背を向けて座った

俺は石鹸で泡立てたタオルでハングの背中を洗って言った

おぉ…毛皮がすごく泡立つ…

これタオルじゃなくて手で洗ってもいいんじゃね?

そっと手で触ってみると泡だった毛が手に絡みついてくる

しかしすぐにスルンと解けて若干気持ちいい


「な、なぁ、手で洗われている気がするのは気のせいか?」

「うん?気のせいじゃないけど?もしかして気持ち悪い?」

「い、いや、めちゃくちゃ気持ちいいんだが…その、なんだ、いきなりで驚いてよ」


あ、そう言えば声かけずにやってしまった

うっかりうっかり

これはもっと気持ちよくなってもらうしかないな

俺の持てるモフテクよ!今こそ真の力を見せる時だ!


「え、ちょ!おま、ま、待て!そ、それ、は…はぅっ!?///」


「あ、そ、そこは、ダメ///」


「にゃぁぁぁ///き、気持ちよすぎる///」


…断じて危ないことはしていないぞ

俺はただ背中を洗っているだけだぞ

だからレイたちよ、そんなに睨むでない


『次は僕たちね?』

「…はい」


黒い笑顔をしたラグにそう言われては逆らえません

その後ハングの背中を洗い終え、レイたちも洗い、フィフと共に入って来たポポロたちも洗ってあげたりしてあがるまでに2時間近くかかってしまったのだった

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