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強いのは僕ではなく僕の龍たちです  作者: 七面鳥の丸焼き
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関西弁のドラゴンを召喚しました

現れたのは見た瞬間火を連想させるようなきれいなオレンジ色をしたドラゴン

瞳は燃える火のようにゆらゆら光りが動いて見えた

これで関西弁じゃなければかっこよかったんだけどな…


『なんや失礼なこと考えてへんか?』

「いや?気のせいじゃないかな?」

『…さよか。んで?契約したらええんか?ワイこう見えても戦えへんから契約してもええことないで?』

「戦闘はほかにできる奴いるからいいよ。君には鍛冶で頑張ってもらいたいんだ」

『おぉ―!それならいくらでもやったるで!早速契約しようや!』


ぐいぐい来るね

そんなに物作りが好きなのか

ならササッと契約していろいろと作ってもらおう


『到着や!』

「いつの間に!?」


気が付いたらいつもの空間に来ていた

レイたちもいきなり連れてこられてびっくりしている


『早くやんで!ワイの名前は炎龍皇フィフシャークや!新たなご主人、ワイに名を!』

「うーん…フィフなんてどう?」

『まんまやないかい!でもええで、覚えやすいしな!ワイの名前はフィフや!よろしゅうな!』


綺麗なツッコミを貰ってしまった

結構な強さで叩かれたと思ったけど音だけで全然痛くなかった

さて、戦闘はできないって言ってたけどどんな強さかな?


----------------------------


名前:フィフ(炎龍皇フィフシャーク)

年齢:2361

レベル:13701


HP:20,228,336/20,228,336

MP:15,221,935/15,221,935

攻撃:18,672

防御:19,036

魔攻:14,880

魔防:16,294

俊敏:15,561


スキル:火魔法lv:MAX 炎魔法lv:MAX 威圧 鍛冶


EXスキル:龍魔法 龍眼


称号:炎龍皇


----------------------------


え、普通に強いじゃん

これで戦えないって嘘だろ


『確かにステータス的には結構あるんやけど戦い方知らんし、魔法も物作るときにしか使わんからあんまわからんねん。…にしても、ようこんなステータスの人間のところにこんだけ龍皇がそろったな』


フィフも俺のステータスを見たらしい

それは俺も思うところがあった

みんな龍眼で俺のステータスが大体はわかってたはずなのに嫌がりもせずに契約してくれた

ちょうどいい機会だしなんでか聞いてみるか


『吾輩が辰人と契約した理由か?タツトの事が気に入ったからだ。今ではただ気に入っているだけではないがな』

『僕も同じ―!』

『おいらもっす!』

『私もだ。あと精霊に気に入られているタツトが気になったというのもある』

『我は弟が気に入った相手がどんなものか気になってだな』

『『俺たちはなんとなく!』』

『求められてたからぁ~』

『…え?ワイも?あ~、なんや面白そうやったから?』


みんな意外と適当な理由だった…

ま、今となっては理由なんてどうでもいいんだけども


『そんじゃ、元の場所に戻んで!』



目を閉じて再び開けると元の場所に戻っていた

さて、では武器屋に行きますか!

新たな武器を求めて!





「らっしゃい!ん?ドラゴンに囲まれている子供?お前、ハングの言ってたタツトってやつか?」


お店に入るとカウンターに座っていたおじさんが聞いてきた

ドラゴンに囲まれている子供って…

ハング…どんな説明したんだ?


「はい、俺が辰人です。ハングから話が通っていると思いますが鍛冶場をお借りしに来ました」

「おう、ちゃんと話は聞いてるぜ!少し別の国で用事があっていなかったせいで返答が遅れちまって悪かったな」

「いえいえ、用事があったなら仕方ありませんよ」


こっちも急に頼んだことだしね


「そんじゃ案内するぜ、こっちだ。おっと、忘れるところだった。俺はジズだ」

「改めまして、タツトです。こっちから順にレイ、ラグ、ルエ、アロ、ヴァス、ギナ、リゴ、サヴィ、フィフです」

「龍皇なんだってな?初めて見たぜ。打つのはお前さんか?」


とおっちゃんはフィフに聞いた

これが長年鍛冶師をやってきた実力か

一発で誰がやるのか当ててくるとは


『せやで、ワイは炎龍皇や。今回作るんはおっちゃんも見たことないもんやろから期待しといてや!』

「ほう?そりゃ楽しみだ!っと、着いたぜ」


鍛冶場に着きフィフはすぐに準備を始めた


『まずは何から作るん?』

「約束だったからアロの銃からお願い」

『了解や!アロ、どんなんが欲しい?材料さへあればどんなんでも作ったんで!』

『とりあえずはこれと同じものをもう一丁頼む。できるのならサブマシンガンやらライフルやら作ってくれるとありがたい』

『了解や。それじゃそん中でもどんな見た目にしてほしいか紙に書いといて。他は?』


アロは欲しい銃の名前と形を紙に描いていっている

おいおい、どんだけ描くんだよ

戦力過多過ぎやしませんか?


『これでも少なくした方だが?』


さいですか…

アロは『あぁ、あれもできれば作ってもらおう』とまた描き始めてしまった

やばい、フィフが加わったことによってうちの戦力がやばいことになってしまった

…これ、もしかしなくても世界征服あっという間なんだろうな

いや、しないけど


アロの事に気を取られていたらみんなの注文が終わっていた

フィフに制作を頼んだのはアロの他にヴァス、ギナ、リゴの武器を使う3人だった

ヴァスは防御力をメインに、ギナとリゴは扱いやすさをメインに頼んだらしい

材料はラグがレイたちを連れて各地に飛んで一瞬で集めてきてくれた

あとは作るだけとなったがいくら龍皇と言えどかなりの量になるので泊まり込みで作るらしい

3日で完成させるって言ってたけど大丈夫かな?

無茶しなきゃいいけど…

フィフへの心配を胸に俺たちは城へ戻った





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