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強いのは僕ではなく僕の龍たちです  作者: 七面鳥の丸焼き
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2日連続でドラゴンを召喚しました

「アロに聞きたいことがある。俺のステータスを見てもらったからわかってるよね、俺は未成熟の呪いを受けている。聞きたいのは呪いの解呪方法。星魔法以外に何かないか知らない?」


アロは腕を組み首を振った


『私はその封印に立ち会った精霊の1柱だが、星魔法以外での解呪法を知らない。すまない』

「そっか、知らないなら仕方がないね。…ところで封印した精霊の1柱ってどういうこと?ドラゴンじゃないの?」

『精霊は火・水・地・電気・風の5つの主属性と闇と光の副属性、そしてそのほかの一部の属性のものが存在する。私は龍属性の精霊だ。属性により姿が違う。私の場合はドラゴンだ』


じゃあ火の精霊とかはウィル・オ・ウィスプみたいな人魂系とか?


『いや、猫の姿をしている奴が多い。水の精霊は体が水で姿をいろいろな形に変えられるが大体魚の姿をしているな。風の精霊は鳥で、土の精霊は背中に鉱石を生やしている亀だ。電気の精霊は蛇。闇の精霊は狸、光の精霊は狐の姿をしている』


え、なにそのアニマルパラダイス

超見たいんですけど!


『精霊は普通人間には見えない。極稀に生まれながらにして見える者、精霊と契約して見えるようになった者がいるが見えるのは親和性の高い属性の精霊のみ。タツトの場合龍属性だ』


って言うことは俺は龍属性の精霊しか見えないということか…

ちょっとがっかり…


『そう落ち込むことはない。精霊自体には好かれている。ただ見えないだけ』

「その見えないのが残念なんだけどね…。精霊魔法ってやっぱり親和性が高い属性のしか使えないの?」

『そういうわけではない。精霊魔法を使うには使いたい属性の精霊と契約する必要がある。契約してしまえば親和性が低くても使える。ただし、親和性が高い属性の物より威力が落ち、なおかつ使うMPが増える』

「なるほど…。なら俺はほかの属性の精霊と契約してもあまり使えないってことか」

『そう言うことだ』


やっぱ相性とか大事なんだな

いろいろと勉強になった


『他に聞くことが無ければ元の場所に戻るぞ』

「うん。戻ってご飯にしよう!」

『任せてよ!』

『その後は風呂だ!』

『さっぱりしたいっす!』


お前ら汗掻いてないだろ!

それは俺のセリフだ!






『これが風呂というものか…。ふむ…』


アロは風呂桶をミニ浴槽にして風呂を満喫している

また1人風呂好きが増えたぜ



「気持ちいい…。でもいいんでしょうか…?僕たち奴隷なのにご主人様と一緒に入浴なんて…」

「ふぅ…。ご主人様がいいって言ってくれてるんだからいいじゃん。にしても初めてお風呂入ったけどこんなに気持ちいいなんて知らなかったな…」

「…ご主人様に感謝」


ポポロたちもお風呂を気に入ってくれた様子

初めてかぁ…

風呂に入るにもお金がかかるし奴隷だとやっぱ縁遠いものなんだろう

連れてきてよかった

みんなで洗いっこもしたしとても楽しかった!







「お待たせしました。マグマジャイアントの討伐報酬が金貨60枚、マグマジャイアント2体の買取が解体費込みで金貨80枚。合計で金貨140枚になります」

「マグマジャイアントかなり高いですね。なんでなんですか?」

「レベルが50を超えるのに加えて燃料などのことに仕えるためです。この町では需要が高いため買取価格を高めに設定させてもらっています」


工業先進国ならではの理由でした

あそこ熱いからもう行きたくないでござる

でもお金欲しいでござる






「≪黒球≫!」


結局次の日にまた来ました

昨日来ていたためか少し熱さに慣れたけどやっぱり熱い!

朝からやって今5体目

時間にしてわずか2時間でこれである

レベル50オーバーも1万超えの前には手も足も出ない

ぶっちゃけマグマジャイアントが来るまでの時間の方が長い

レベルはサクサク上がるけどね


『もう近くにはマグマジャイアントいないみたい』

『そうか、ならばここまでにしよう』


どうやらこのあたりのマグマジャイアントを狩り尽したらしい

大丈夫なのか?


『マグマがあればあ奴らは勝手に生まれる。気にしなくていい』


ならいいんだけど

おかげでレベル上がったし

40越えちゃったし


『帰るよ?』

「うん、よろしく!」

≪転移≫!





「昨日に引き続きマグマジャイアントを倒すなんてすごいですね。討伐報酬は金貨150枚、5体の買取価格が解体費込みで金貨200枚、合計で金貨350枚です。お受け取りください」

「…確かに。ありがとうございました」


ギルドを出て宿に向かう

この2日でまさかの馬車のお金が溜まってしまった

マグマジャイアント様様である

この後は新たなドラゴンを召喚してそれから馬車を買いに行こうと思っている

まさか2日連続でドラゴン召喚するとは思ってなかったなぁ…




「ただいま」

「おかえりなさい、ご主人様!」


小さな声でケオが出迎えてくれる

ポポロとテオがお昼寝ナウな為である

ここが天国か…


『召喚はどうした?』

「…もうちょっと」

『はぁ…』



よし、堪能した!

早速召喚しよう!


-----------------------------


召喚(龍)を発動しますか?

YES/NO


-----------------------------


YESYES


-----------------------------


召喚する属性をお選びください

・火

・水

・風

・土

・電

・炎

・氷

・嵐

・岩

・雷

・焔

・雪

・天

・地

・磁

・光

・闇

・聖

・邪 ×

・陽

・影

・時空 ×

・精霊 ×

・死霊

・星 ×

・忍


-----------------------------


さて、問題の属性だ

昨日は精霊だった

確か封印される前は影龍が呪いを使ってたんだよね?

なら今回は影龍で


-----------------------------


スキルを一つお選びください

・剣術

・盾術 New

・刀術

・槍術

・杖術

・拳術

・柔術

・銃術

・棒術

・弓術 New

・探索術 New

・暗殺術

・錬金術

・医術 

・投擲

・水泳

・料理

・裁縫

・鍛冶

・薬師

・研究 New

・解体 

・大工 

・会計 

・使役 

・執事

・メイド

EXスキル

・全知全能 条件を満たしていないため選択できません

・天下無双 条件を満たしていないため選択できません

・家事全般 条件を満たしていないため選択できません

・魔法創造 条件を満たしていないため選択できません 

・武器化 条件を満たしていないため選択できません 

・防具化 条件を満たしていないため選択できません 


-----------------------------


お、今回も新たなスキルが増えましたな

盾術・弓術・探索術・研究か

これらも含めて考えると盾術かな

防御はあってなんぼだし


-----------------------------


影属性 スキル:盾術

これでよろしいですか?

YES/NO


-----------------------------


YES!


-----------------------------


召喚準備に入ります

両腕を前に伸ばしてください

その後召喚に入ります


-----------------------------


お願いします、来てください!


--------―――-よかろう


「≪召喚≫!」


目の前がまばゆく光る

光が収まると目の前に濃い灰色をしたドラゴンが浮いていた


『貴様はイクセヴァス!』


え、知り合い?

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