表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
強いのは僕ではなく僕の龍たちです  作者: 七面鳥の丸焼き
31/101

ギャップの凄いドラゴンを召喚しました

『そろそろタツトのレベルを上げるとしよう』


次の日の朝ご飯のときレイがいきなりそう言った

そういやルエを迎えてからそれなりに経っているな

俺としても何か情報が欲しいところではあるから賛成である


『賛成!いいところ知ってるからそこいこ!』

『おいらも賛成っす!』


決まりだな

にしてもラグの言ういいところってどんなところなんだ?





はいはーい!みんなの勇者、辰人君でーす!

僕が今いるところはいったいどこでしょーか?

正解は~


「くっそ熱いわあああああああああああああ!?!?」


火山口で~す♪

それも活火山で下を見るとマグマがぐつぐつと煮えたぎっております!

なので暑いを通り越して熱い

ここのどこがいいところじゃい!

ポポロたち置いてきて正解だったわ!


『なるほど。確かにここならタツトのレベルは一気に上がるな』

『そうっすね。…レイ、タツトに黒衣…いや闇衣を』


闇衣?

黒衣の上位版だとは思うけどなんでそんなもんを…


≪闇衣≫


レイが魔法を唱え終わったタイミングでマグマがゴポゴポと音を立てて揺らぎ始めた

その揺れはどんどん強くなっていき何かが迫ってきているのが俺にもわかる

そしてそいつは現れた


「・・・」

「いやなんか言えよ!?」


マグマから現れたのはマグマの体の巨人

5メートルを超える巨体

しかしこんな巨体の癖に何も鳴き声を発さない

ゴーレムでも何かしらあるでしょう!?


『あれはマグマジャイアント。火山やマグマのあるところに生息するモンスターだ。レベルはたいてい50を超えるし物理無効だが魔法防御力は紙同然だ。いつものように吾輩が弱らせる。タツトは止めを刺せ』


なんと、ああいう見た目の奴は大体物理も魔法も効きにくいと思っていたがそうでもないらしい

魔法が紙装甲とはありがたい

経験値になってもらおう

そして素材とお金になってもらおう

あれならゲーベのおっちゃんも喜んでくれるかな?


『タツト?早く止めを刺さないと死ぬぞ?』

「は?」


いつの間にかマグマジャイアントは地に伏していた

い、いつの間に…

うちの子強すぎて怖いわ

ほんと仲間でよかった

倒れているマグマジャイアントに近づいて黒球を出す


『タツトの攻撃力ならあと3つは欲しいところだ。それを頭に撃ち込んでやれ』

「わかった」


レイに言われた通り3つ追加して頭にぶち込んでやった

マグマジャイアントが死んだためか体のマグマが冷えて固まりだした


【レベルアップしました】


お、レベルアップ~!

さてさて50レベ以上が相手だとどれだけ上がったかな~?


----------------------------


名前:息吹 辰人

年齢:15

レベル:29


HP:95/95

MP:115/115

攻撃:35

防御:30

魔攻:36

魔防:29

俊敏:44


スキル:異世界語翻訳 闇魔法lv:6 空間魔法lv:5 星魔法lv:1


EXスキル:召喚(龍)


称号:異世界人 勇者 邪龍皇の寵愛 時空龍皇の寵愛 星龍皇の寵愛 未成熟の呪い


従者:レイ(邪龍皇レイダム) ラグ(時空龍皇アストラグフ) ルエ(星龍皇ルルエライラ)


----------------------------


惜しい!

なぜ全力を出さなかった!

妖怪イチタリナイがこんなところにまでえええええええええええ!!!!!


『…その様子を見る限りあともう少し足りなかったらしいな。もう1匹やるぞ』


まさかの第2ラウンド突入です


【レベルアップしました】


そしてさっくり倒しました

俺は最後しか攻撃してないがな!

さて、レベルは30を突破した

召喚の条件は達成したわけだけど宿に戻ってからにしよう

ここは熱過ぎて俺はもう帰りたい!

お風呂に入りたい!

ポポロたちをモフモフしたい!


『レベルは無事上がったようだな。帰るとしよう』

『帰る?任せて!』≪転移≫!


わお。

一瞬にして町に戻ってきたよ

転移マジ便利

俺が使えないのが残念すぎるほどに


「おかえりなさいませ、ご主人様!」

「おかえりなさい!」

「おかえりなさい」


いきなり目の前に転移してきた俺たちに驚くことなく迎えてくれる

あぁ…至福のとき

可愛い子たちに「おかえりなさい」を言ってもらえるとか天国かここは!


「んにゃぅ…んぅ…」

「ぁ…こ、これは…やばぃぃ…」

「ん…ぅん…」


は!?気が付いたら耳をモフッてしまっていた!?


「ご、ごめん!体が勝手に!」

「だ、大丈夫です!むしろもっと!…あ」

「…ポポロってそういうところあるよな。そう言う俺ももっとやってほしい!」

「・・・(こくり)」


おぉ…テオもか

いいぜ、そこまで言うならもっとやってあげましょう!

俺の持てるモフリテクを全て出してやってあげましょう!

こちらを羨ましそうに見ているレイたちも一緒にやってあげますからこっちにいらしてくださいな





『…コホン。さて、タツト。今回はどの龍を召喚するんだ?』

『やっぱり封印した精霊?』

「うん、今回は精霊にする。何か知ってるかもしれないからね」


てなわけで行ってみよー!

召喚(龍)起動!


-----------------------------


召喚(龍)を発動しますか?

YES/NO


-----------------------------


もちろんYESだ


-----------------------------


召喚する属性をお選びください

・火

・水

・風

・土

・電

・炎

・氷

・嵐

・岩

・雷

・焔

・雪

・天

・地

・磁

・光

・闇

・聖

・邪 ×

・陽

・影

・時空 ×

・精霊

・死霊

・星 ×

・忍


-----------------------------


精霊でお願いします


-----------------------------


スキルを一つお選びください

・剣術

・刀術

・槍術

・杖術

・拳術

・柔術

・銃術

・棒術

・暗殺術

・錬金術

・医術 New

・投擲

・水泳

・料理

・裁縫

・鍛冶

・薬師

・解体 

・大工 

・会計 

・使役 New

・執事

・メイド

EXスキル

・全知全能 条件を満たしていないため選択できません

・天下無双 条件を満たしていないため選択できません

・家事全般 条件を満たしていないため選択できません

・魔法創造 条件を満たしていないため選択できません 

・武器化 条件を満たしていないため選択できません New

・防具化 条件を満たしていないため選択できません New


-----------------------------


またなんか増えてる

医術と使役はわかる

武器化って何だよ!防具化って何だよ!厨二心擽ってくるじゃねぇか!

超選びたい!選べないのがもどかしい!

条件って何なんだよ!ヒント位くれよ!

何もなしかよ!チクショウ!

…ふぅ。落ち着こう

EXスキルはまだ選べないから除外

執事とメイドもポポロたちがやってくれているから除外

料理と薬師も除外

水泳も裁縫も解体もいらない

こうやってみると必要ないスキルばっかだな

たまには攻撃系のスキルも選んでみるか

精霊だからな…

遠距離の方がいいか?

…すっごい今更だけど銃術って何だよ

意味わかんねぇな

だからこそ気になる!

なので銃術にしよう!


-----------------------------


精霊属性 スキル:銃術

これでよろしいですか?

YES/NO


-----------------------------


YESだ!


-----------------------------


召喚準備に入ります

両腕を前に伸ばしてください

その後召喚に入ります


-----------------------------


頭の中のアナウンスに従い手を前に出す

どうか俺のところに来てください!


――――――――-―――-―――-私でよければ


「≪召喚≫!」


部屋がまばゆい光に包まれる

いつもながら光強すぎ

光が止み目を開けると


『初めまして、新たな主よ。これからもよろしく』


うわ、声しっぶ!

桜ピンク色で羽が4枚の可愛らしいドラゴンが召喚されたと思ったら見た目可愛いのに声は渋いオジサマというすっごいギャップに正直びっくり

落ち着け、確かにびっくりだが慣れたらあれも可愛いもんだ


「丁寧にどうも。俺はタツト、君を召喚したものだ。こっちがレイでラグ、ルエ、そしてポポロとケオとテオだ」

『タツト、レイ、ラグ、ルエ、ポポロ、ケオ、テオ。把握した。では契約に移らせていただく』


ピンクのドラゴンさんが手を差し出してくる

俺はその手を取り目を瞑る


『目を開けて構わない』


いつもながら何もないなここ


『私の名は精霊龍皇アロシーシェアだ。新たな主よ、私に名を』

「アロシーシェア…アロはどう?」

『名を受け取る。感謝する』


気に入ってもらえてこっちもうれしいよ

レイが「やれやれ…また安直な名を…」って顔しているが無視してステータス確認だ!


----------------------------


名前:息吹 辰人

年齢:15

レベル:35


HP:95/95

MP:115/115

攻撃:35

防御:30

魔攻:36

魔防:29

俊敏:44


スキル:異世界語翻訳 闇魔法lv:6 空間魔法lv:5 星魔法lv:1 精霊魔法lv:1


EXスキル:召喚(龍)


称号:異世界人 勇者 邪龍皇の寵愛 時空龍皇の寵愛 星龍皇の寵愛 精霊龍皇の加護 未成熟の呪い


従者:レイ(邪龍皇レイダム) ラグ(時空龍皇アストラグフ) ルエ(星龍皇ルルエライラ) アロ(精霊龍皇アロシーシェア) 


----------------------------


よし、ちゃんと追加されてる

そして例のごとく星龍皇の加護が寵愛に進化していると

まあいい

俺としてはうれしい限りだ

ではアロさんのステータスを確認してみましょう!

どん!


----------------------------

名前:アロ (精霊龍皇アロシーシェア)

年齢:4480

レベル:26715


HP:34,2779,440/34,2779,440

MP:50,1893,550/50,1893,550

攻撃:16,881

防御:15,535

魔攻:43,390

魔防:42,891

俊敏:28,714


スキル:精霊魔法lv:MAX 威圧 銃術


EXスキル:龍魔法 龍眼


称号:精霊龍皇


----------------------------


よっしこいつも規格外

いつものこといつものこと

もう俺も突っ込まないぞ


『…なるほど。私のやることはわかった。任せろ』


何も言わなくてもわかってくれた

うん、顔が憐れんでいるね

安定安定

さてと、いろいろと聞きますか

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ