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強いのは僕ではなく僕の龍たちです  作者: 七面鳥の丸焼き
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番外編 再開はいつも突然に…

*サブタイトルが変だったので修正しました

「それじゃぁ、行ってきまーす!」

『『『『『行ってらっしゃい!』』』』』


みんなに見送られて家を出る

自転車で30分のお宅がバイト先だ

今日はいつもよりも元気が湧いてくる

バランスには気をつけてたはずなのにこんなに違うんだからラグのご飯は凄いよなぁ…






ピンポーン


バイト先に着き呼び鈴を鳴らす

すぐにガチャッと玄関が開かれ水色のボブヘアーの女の子が現れる

赤色のジャージを着てはいるがよれよれでつい先ほどまで寝ていましたと言わんばかりの恰好である


「…いらっしゃい。待ってた」

「あれ、今日はメグさん自身がお出迎えですか?」

「…今日はお母さん仕事だから、仕方なく。…入って」

「お邪魔します」


メグさんは怠惰の魔王のメグラルーテさんの生まれ変わりだ

家庭教師のバイトで入った家がまさかのメグさんの家だったのには驚いた

メグさんは今14歳の中学2年生

学校には一応行っているらしいが魔王時代の性格が出ているらしく不登校気味らしい

なので俺がバイトで勉強を教えている

…あれ?

時間軸おかしくない?

俺が向こうでメグさんを手にかけてからまだ4年しか経っていない

だと言うのにメグさんは既に14歳

10年くらい時空のズレが発生している


「…あぁ、それはなんか転生神とかいう女神に「ある方からの頼みよ」って言われた。めんどくさかったから詳しく聞いてないけど」


とのこと

ある方って誰だよ!

いや、おかげでメグさんをすぐに見つけられたから感謝なんだけど

てかメグさんもいくら面倒くさいからってそんな大事なこと聞くの諦めるのは止めろよ!

すっごい気になるじゃんか!


「…それが私だから仕方ない。にしてもタツト、今日はいつもより元気そう。何か良いことでもあった?」

「あ、そうそう。聞いてよ、昨日レイたちと再会したんだけどさ、あいつらったら半年くらい前にこっちに来てたらしいんだよ!なのに一切連絡入れてくれてないんだよ!?酷いと思わない!?」

「…愚痴。めんどくさいけど、面白そうだから聞いてあげる」

「じゃあ昨日の出来事を最初から話していくよ」


………

……


「…愚痴だと思ってたらいつの間にか惚気話になってた」

「あはは…。あ、話に夢中で今日全然勉強やってないや…」

「…次来た時今日の分もやればいい。めんどくさいけど勉強できなかったのは私のせいでもあるから仕方ない」


おぉ、まさかメグさんが自発的に勉強するというとは…

メグさんも日々成長しているんだなぁ…


「…なんか今凄い馬鹿にされてるような気がする」

「き、気のせい気のせい。それじゃ、俺は今日は帰るよ。次は来週ね。学校、しっかり行くんだよ」

「…めんどくさ」


そう言いながらもなんだかんだいくからメグさんはえらいよ

メグさんに手を振りながら自転車を漕ぐ

次の目的地は家具屋さん

休日に買う家具の下見をするためだ

良いもの見つかるといいな


ドンッ

お店に入ろうとしたときに同じタイミングで入ろうとした男性にぶつかってしまった


「あ、すみません。…あれ?」

「おっと、すまねぇ…あーっ!」

「ちょっと何大声出してんのよ!…あら、久しぶりね~!」


家具屋さんに入ると懐かしいメンツに出会った

アヴォルガさんとボーリアさんだ

元憤怒の魔王のアヴォルガさんはこっちの世界では阿部あべ 瑠香るかさん、元色欲の魔王のボーリアさんはこっちの世界では阿部あべ 莉愛りあさんと言う名前だそうだ

二人はこの世界に転生した時から幼馴染と言うこともあり幼い頃から付き合い今では結婚もしてラブラブな関係だそうだ

現在莉愛さんのお腹の中には赤ちゃんがいるらしくお腹が膨らんでいた

予定日は4か月後らしい


「あ、そうだ。辰人、メグラルーテや他の奴らの居場所知らねぇか?あいつらもこの世界に転生しているはずなんだけどよ」

「メグさんなら俺が家庭教師のバイトをしているお宅にいるよ。来週また行くからその時に連絡先渡していいか聞いとくね。他の人たちは知らないなぁ…。見かけたら声を掛けとくね」

「そうしてくれると助かる。これ、俺の連絡先な。なんかあったら連絡してくれ」

「あたしのも渡しておくわ。それと、今度メグを連れて遊びに来なさい。歓迎するわ」

「その時は担いででも連れていくよ」


その後、3人一緒に家具を見て回りお店の前で別れた

魔王が全員この世界に転生しているのか…

案外みんな近くにいたりしてな


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