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ぷろろーぐ
一話の投稿が何時になるか、投稿間隔がどれくらいになるか
どちらもちょっとわからないけれど、何か投稿しておかないと忘れちゃうなって。
美しい。ただ、ひたすらに。
エメラルドを日の光に透かしたような輝きを放ち、大樹は空に浮かぶ。
天空に張り巡らされた根っこの下に広がるのは、かつて都市だったもの。
あの姿に目を奪われた人は、動物は、建物は、やがて目だけでなく体を、体だけでなく魂を奪われた。
自らの作った法を守らず、作ることもせず、ただひたすらに日々を生きるようになった怠惰な彼ら。彼らはもう、その心臓を動かすことさえも厭うのだ。
私も、彼らと一緒になりたかった。
気味がいいとも思わない。気味が悪いとも思わない。ただただ心を乾いた風が吹き抜ける。
「カミサマ」
私は一人、呟いた。
「あなたって、めんどくさいわ……」




