彼氏持ちの女友達と vol1
分割して書くっす。
「んで?例えるなら?」
俺はつい最近高校を卒業した。 (注)二話目です
そして今車校の帰りで、彼氏持ちの女友達「広山」に捕まった。
彼女曰く、「自転車じゃないけんジャ○コまで後ろ載せて。そこで中岡(こいつの彼氏。俺の友人でもある)待つけん」
俺は必死に拒否したが、お人よしの性分ゆえ結局ジャス○まで来てしまった。
今現在、ジャス○のフードコートだ。そこでこいつの彼氏を一緒に待つことになった。
というのも、ここまで来るときにまぁおもしろい話が聞けたのでそれ含め話をする、ということでフードコートの隅っこにいる。
まず、こいつの恋愛事情。こいつが俺も知っている奴と付き合っていたらしい。
さて、最初の続きだが、俺がそう言うと広山は紙とペンを取り出し、そこにブタの絵を描く。それだけで俺には誰かわかった。
「村中?」
「うんw」
「ガチ?wすげえw」 (注)意味もなく「すごい」といいます
「「w」」
軽く二人して笑う。いや、こいつがブタの絵描いたけど、これがまじで村中はブタなのだ。
「彼女おらんとか言いよったあいつマジぶっとばしてぇw」
広山はそんなに可愛いほうではnげふんげふん・・・相手がだれであろうと取りあえず嘘をついた奴は粛清だ。
「でも私付き合ったの二日間くらいばい?」
「すごい(小並感)」
村中ざまぁwww
「まじ気持ち悪かった」
こいつ二日とはいえ、付き合ってたのにひどいやつだ。女ってこわい。
「中岡くんはやく来ないかなぁw」
中岡、こいつを止められるのはお前だけだ。Hurry Hurry(急いで、急いで)
「いや、まじ気持ち悪かったんやもんw」
ほう・・・じゃあ
「プレイが?会話が?」
しもをぶちこみます。こいつとは付き合いがそれなりだから、こういうこと聞いてもだいじょぶ。
「違う。行動が(真顔)」
「行動が?よかったやん(謎)」
我ながら謎のよかったやん発言。
「あれだよ?」
なんだよ。
「私がね?別れようって言ったんよ?」
そうだね。行動がキモかったんだもんね。そりゃいうわな。
「そん時ゲームセンターおったんよね。あやねんと」
説明しよう。『あやねん』とは、まぁ同族です。はい説明終わり。
「でね?村中は家おったん。あ、Mさんはね?w」
「おうw Mさんはねw」
MさんまじMさん(謎
「で、その時に別れようってメール送ったん。」
うん。ここまではいいんすよ。こっからっすよ。
「返信がきて、内容が『今どこおるん?』・・・ん?ってなったん。で、『いや、帰ったよ』て返したん」
「でーでん(ジョー○)」
「やめいw 今思えば失敗やった。その前にいまあやねんとカラオケおる、とかゲーセンおるとか色々言いよったわけよ」
「でーでん(二度目)」
「なんか知らんけど村中ゲーセンまで自転車できたん」
もはやMという気はない模様。二度目のでーでんは無視されました。俺ショック。
「んで、ユーフォーキャッチャーしよったん私。」
「おう」
「ユーフォーキャッチャーしよったけんユーフォーキャッチャー見ようやん?」
「うんしよったねしよったね。見ようね」
おおっと?
「突然後ろから抱きしめられるん」
ドゥン! エンダアアァァァアアアァァァアアァァアアア!!!!
突然のセクハラ。知ってる人でもはたからみたら犯罪やでぇ・・・。
「肩ポンじゃなくて?」
「うん」
「こわ(棒)」
「怖くない?wその時点でおえっ、てなるやん」
なるらしいっす。世の男子よ、気をつけたまえ。
「は?ってなるやん」
おえっ、てなって、は?ってなるらしっす。
「あやねんには言ってなかったけんさ、えっ、てなってたんよ」
うん?
「江崎隣おるん?w」
基本ぼっちの僕にはゲーセンで二人で行動することがわからんとです。悲しいね。
「おる」
村中・・・。
「いや、それは流石に状況考えないと・・・w」
「で、村中がなんかあやねんに『ごめん』とかいいよん」
「なw、なにがw」
村中の考えが読めなさ過ぎて困っちゃう。
「江崎絶対テンパったろw『え?なん?』w」
「いや、そこは、あの人そう言うことには頭の回転早いけん『あ・・・(察し』ってなってた」
江崎のそういう察しのいいとこ高く評価するよ?
「私は・・・とりあえず離してもらいー」
「そうやねぇ、離してもらわんと話しもできんけんねぇ」
ギャグとかそんなんじゃないっす。
「捕まる前にトイレに逃げ込んだ」
トイレ先輩ちぃーっす。
「トイレに・・・そうっすかwうんw・・・続けて?w続けて?w」
「流石に女子トイレまで入ってこれんのよ」
「そりゃねぇ」
こいつがいたゲーセンは店員さんがいるカウンターの横にトイレがある。
言いたいことはわかるな? そうだ、女子トイレに入るには店員さんに見つからずに入らなければならない。
つかそんなことやったらいよいよ警察沙汰ですよって。
「まぁ、結果から言ったら村中に捕まったんやんけど」
捕まったのかよ。もちょっと粘れよ。
広山曰く、トイレからいないことを確認してダッシュで逃げたが見つかったと。
「村中にゲーセンの駐輪場に連れていかれたんよね?」
ご丁寧に簡単な絵を描いて説明してくれます。
それはさておき。
「話の途中でいい?」
「うんいいよー」
「俺そこバツしとーわ。これ」
なにかって?そりゃあ、あれっすよ、車校の筆記の問題ですよ。(クソどうでもいい)
「原付の、普通仮免許のやつ」
普通仮免許で原付は運転できるかって問題のとこですね。
前にやったときはバツで正解やったんやけど、さっきやったときはなんか丸にして間違えたらしい。俺ってばもう・・・ドジなんだから!()
あと、無事仮免を取れました。
帰ってきた言葉は「ばかやろう」でした。
はいこの話終わり。
以下続き。
「なぜかここで話すことになったんよね」
「ん?ハメられた?」
「あん?」
悪ふざけで女性にこんなこと言ったらだめだよ男子諸君?
「なんもないっす!すんませんすんません。なんもないっす」
なんもないとか言いつつ謝る。流石俺。
「やめて?あんなブタにハメられるとか・・・いや、確かに手は早かった。気持ち悪かった」
「まじ?・・・・・・とんだビッ○だ」
軽く言ったつもりだったんだけどなぁ。
「違う(真顔)吐き気がするわ」
そういう広山の顔はマジでした。
「いいよ、続けて?続けて?・・・悩み相談受けてるみたい」
「「ww」」
悪びれるそぶりもなく続きを急かし、軽く笑いとは言えない笑いに持っていく。これ大事。
「それはいいんよw ここ!この辺で話すことになったん!」
広山は描いた絵の前・・・駐輪場の前辺りをペンでつつきながら言った。
「ふーん・・・で壁ドンされたんやろ?」
軽く横の壁に壁ドンしつつ問いかける。
「・・・」
そんな考えるの?冗談で言ったつもりだったんだけど・・・。
「いや、されてないと思う、多分・・・いやしそうな勢いやったけど」
多分かよ。
「壁ドンどころやないやろ。そんまんま襲ってくるレベルやろw」
「・・・どうやろうね」
乾いた返事でした。はい。
「目は血走っとったろ」
「いや・・・泣きよった」
「泣きよった?wなっさけねーw」
「w・・・私は、相手泣きすぎてさ、下コンクリートやん」
「コンクリートやね」
「めっちゃ殴りよんよね」
「壁ドンじゃなくて?床ドン?」
「いや、私も『!?』てなったばい?w」
「おもしろかったろ?」
「めっちゃおもしろかったw」
人の不幸というかなんというか謎行動を笑うクズがここに二人。
でも想像したら笑えるわw 仕方ないね。
「でも泣きながらなんか必死やったけん、これは私もなんとかせないかんってななって、とりあえず泣くか、ってなって泣いた」
「クズだな」
「「ww」」
こいつぁクズ野郎だぜ。
「そしたら村中が『ごめん・・・さつきを泣かせるつもりはなかった・・・』とか言い出すんw」
「ねぇ、ティッシュ持ってない?」
またも話の腰を折る俺氏。
違うんすよ、花粉症なんすよ。鼻水すげーんすよ。
「んー・・・いや、持ってない」
鞄の中を探って確かめてくれる広山。
「女子力の問題」
そんな優しさを踏みにじる俺氏。
「いいや、ないならいいよー、ごめんね」
仕方ない、我慢するか。
「申し訳ない」
さぁ、話を再開するか・・・。
「あ、化粧落としならある」
「いらなーい、いらなーい。化粧落とせない。マスカラが落ちちゃう」
化粧落としで落とせないマスカラってすごくね?
「あ、ウェットティシュならあるよ?」
ナニを落とせと?それは彼氏にやってやれ。
「いらね(ずずっ)鼻には優しいかもしれないけどね」
もうなんか笑い過ぎて広山笑い泣きしてる。
「ごめん・・・さつきを泣かせるつもりはなかった・・・(by村中)」
「wwww」
「っべー超おもしれー」
やっぱクズがいるわ。
「んでー、一時期学校こん(来ない)ときあったろ?二年の最後の時」
「二年とき?いやあいつしょっちゅうこんかったけん・・・みんないつものことやろ、くらいしか捉えてないと思うばい?」
「まじで?多分その理由あったんよね」
「が、お前?」
「うん」
流れるような会話ですはい。
「いいじゃないw面白いじゃないw」
「で、三年時もちらほら休みよったやん?」
「うん・・・つか毎年結構休みよったろ」
「たまに生徒会でぶつかったときやもんね、それ」
広山と村中は生徒会のメンバーです。主に広山は図書委員長、村中が風紀委員長でした。
村中との恋愛事情はここで終わり、だと思う。
ここで一旦恋愛事情は終わり。
終わり方がヘタクソだって?気にすんな