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第二話 異世界、洞窟、そして石。

「ん・・・?ここは・・・?」


気が付くと雅人は岩の上に倒れていた。


「う・・・イテテテ」


岩がかなりゴツゴツしている。


「これは・・・?」


雅人の足元には見覚えのある光る石があった。


「これのせいで・・・」


そう言って石を拾い上げた。


「っ!」


その時いつか聞いた声が響いた。

---固体名シワス マサトの転移石に対する接触を確認 転移石に付加していた効果を全て削除 光属性魔法を付与 MPを最大まで付与---


「なんだったんだよ・・・」


雅人はとりあえず外に出るが、もうすっかり暗くなっている。

手元の転移石もとい光魔石(?)のおかげでかろうじて見える。

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