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7/10

10年前に考えた封印開放の設定で精神的ダメージを受けた

俺達は『魔王城』に辿り着いた。

『厨二病』は『魔王城』で待つと言ったので予想はしていたが、

『結界』は破られている。


「『厨二病』は『魔王城』の中でお待ちかねのようだな。」


「さっさと終わらせて帰りましょ」


『魔王城』の地下には複雑なダンジョンが広がっている。

オンラインゲームでプレイした時は、


「複数のパーティーが同時に挑み攻略をする」


という前提に作られていた。

まあ、俺達はそれぞれ単独で『魔王ルーファス』まで辿り着いた事がある訳だが。

しかも、火燐に至っては、俺もできなかった


”『魔王ルーファス』をソロでの討伐”


に成功している。

つまり、ダンジョンと魔王自体は問題が無い・・・ハズだ。

実際、ダンジョンの攻略はスムーズに進み、

残すは『邪神官』のいる『祭壇』のみとなった。


「ここも予想通りね。」


「ああ・・・そうだな。」


『祭壇』に『邪神官』の姿は無い。


”『魔王復活の儀式』は既に完了している。”


と言う事だ。

つまり、この後起こる展開は・・・


「よくぞ此処まで辿り着いたな『†漆黒の騎士†凍夜†』、『§紅蓮の魔術師§火燐§』よ!!」


お約束通りの魔王登場である。

俺達の『黒歴史』の設定上、『魔王ルーファス』を倒したら元の世界に帰れるという事は・・・


「待ちくたびれたぞ・・・さあ、ゲームを始めようか・・・」


当然『厨二病』も出てくる。

俺&火燐VS『厨二病』&『魔王ルーファス』という構図だ。


近接の俺と『厨二病』は武器の性能差で『厨二病』が有利だが、

遠距離の火燐と『魔王』は魔王をソロで討伐できる上、『封印武器』を持った火燐が有利。

俺はそう考えていた。


「我の攻撃を何時まで受けきれるか?」

「雷光一閃ッスラント!!」


「く・・・」


『封印武器』によりパワーアップしている火燐の補助を受けた”漆黒の大剣”を持っても、

受けるのがやっとだ。

だが、俺が耐えている間に火燐が『魔王ルーファス』を討伐すればいいのだ。

しかし、そう簡単にはいかなかった。


「『魔王』も大分パワーアップしているわ。」


『黒歴史ノート』で苦戦の末倒すとされている『魔王ルーファス』がゲームの強さの訳が無い。

という事か。


「つまり、『厨二病』を何とかしないといけない訳か・・・」


『厨二病』の持つ『封印武器』を何とかしなくては勝ち目が無い。


「凍夜兄ぃ」

「『厨二病』の『封印武器』を無理やり『合体』させてみるわ」


俺達の『封印武器』を合わせると『合体』し、それぞれの『封印』が解け真の姿になる。

しかし『厨二病』の間合いに入るらなければ、『合体』させられない。

魔術師である火燐は、ヤツの攻撃を受けたらひとたまりも無いのだ。


「他に手は無いわ!」


「分かった、やろう。」

「二人で突っ込む。」

「俺は『厨二病』のスキルをそらす、火燐は『魔王ルーファス』の魔法を何とかしてくれ!」


「らじゃ!」


俺達は『厨二病』向かって駆け出した。

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