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10年前に考えたオリキャラで精神的ダメージを受けた。

〜『塔』近くの町〜


俺達は『遺跡』を出た後、火燐の魔法で『塔』近くの町まで来ていた。

一泊し明日の朝から『塔』を目指す事にし、

とりあえず酒場で一休みする事にした。


「ここに来て2日目になるが、現実はどうなってるんだろうな?」


「夢の中で何日たっても、起きれば次の日の朝よ」

「・・・多分」


この世界が夢なのか現実なのか、それとも異世界なのか・・・

それを確かめる為にも、魔王を倒す。

俺達の『黒歴史』を終わらせる必要があるのだ。


「『塔』に関して覚えてる事を確認しておかない?」


「そうだな」


・『塔』は13階層あり13階層目に『邪神官』がいる。

・生贄にする為に町からシスターをさらった。

・『遺跡』の『邪神官』より強いが俺の必殺スキルで・・・以下略。


「また、必殺スキルか・・・」


「それよりも問題はさらわれたシスターね」

「そろそろ、”ソレ”系のイベントでも起こるんじゃないかしら?」


「ここに英雄†漆黒の騎士†凍夜†殿と∫紅蓮の魔術師∫火燐∫殿がおられると聞きましたが?」


「フラグ立てるから・・・」


神父が酒場に入ってくる。

俺達の姿を見つけ、こちらにやって来た。


「英雄†漆黒の騎士†凍夜†殿と∫紅蓮の魔術師∫火燐∫殿ですね。」


もはや名前に関しては何も言うまい。


「実は、この町からそう遠くない場所にある『塔』に『邪神官』が現れまして・・・」

「私共の教会のシスターが魔王への生贄とさらわれてしまいました。」


思ったとおりの展開だ。

どのみち『黒歴史ノート』の通り『邪神官』を倒し、シスターを助けなければならない。


「神父様」

「私達は『邪神官』を倒す旅をしています。」

「私達がシスターを助けてまいりましょう。」


と火燐が言うと、


「ありがとうございます。」

「お二人とも、なにとぞよろしくお願いいたします。」

「私は教会でお二人の無事を祈りましょう。」


と言って、教会へ帰って行った。


火燐・・・神父の話が面倒くさいから早く切り上げたな・・・

・・・グッジョブだ。


軽く食事を取り、今日は休む事にした。


・・・

・・・

・・・


次の日の朝、町が見えなくなるまで歩き『グリフォン』を召喚する。


「町で召喚したら、大騒ぎだろうな・・・」


兎も角、『塔』に到着した。

・・・と、言うより屋上に降りた。


「ちまちま昇るなんて面倒よねー♪」


「同感だ。」


13階に降りると”いかにも”な祭壇があり『邪神官』の姿もあった。

そして、シスターの姿も・・・

・・・シスター?


「・・・ちょっと、何なのよあの娘?」


あーうん。

ごめん、俺の仕業だ。

俺が『黒歴史ノート』に”描いた”んだ。

その姿は・・・


・ネコ耳(しかも、シスターがかぶってるヴェール?に直接生えてる。)

・改造シスター服(若干メイドが入ってる。)

・ネコグローブ(お祈り出来ないだろうアレ・・・)

・ネコ足(どう見てもスリッパだろ・・・)


「助けに来てくれたのかにゃん!」


「ねぇねぇ! 語尾ににゃんってつけてるよ!」


・・・痛い。

痛すぎる・・・


この頃俺は、ネコ耳メイドが好きだったのだ。

いや、シスターも好きだったんだ。

当時、このキャラを本気でかわいいと思っていた。


「貴様ら、この私を無視して何をして・・・」


「邪を退ける、聖なる十字架 グランドクロス」


面倒くさいので”必殺スキル”をイキナリ叩き込んだ。


「ちょ、まだ何もしてな・・・」


『二人目』は何もせずに黒い霧となって消えた。


「助けてくれてありがとにゃん」

「命の恩人にゃん」

「良かったら私も仲間に入れて欲しいにゃん」

「シスターだから回復魔法使えるにゃん」


にゃん、にゃん、にゃん、にゃん・・・・


「だぁぁぁぁぁっぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ」


「にゃ?」

「どうしたにゃん??」


・・・『邪神官』よりよっぽど強敵だ。

精神的ダメージは、計り知れなかった。


「シ、シスター、町まで送りましょう。」

「俺達の旅は危険です。」

「町で旅の成功を祈っていてください。」


「・・・顔、引きつってるわよ。」


一刻も早くこの『黒歴史』をどうにかしたい。

・・・サクサク町に送り届けよう。


・・・

・・・

まだ『二人目』を倒した所・・・

まだまだ、地雷は多そうだ・・・

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