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届けたい音  作者: 夜の桜
2/8

かなで〜!今日はどこいく〜?」


ツインテールにした明るい女子が、奏と呼んだ腰まで伸ばした黒髪をポニーテールにした女子に後ろから抱き付く。


「ちょっと〜!美里みさと!危ないじゃない!」


奏はそう言って、ツインテールの女子…美里を引き剥がす。


「だって、奏って柔らかくて、良い香りがするんだもん〜」


美里は全く反省した様子もなく、その様子に奏はため息をつく。


「それに今日は用事があるから、遊びにはいけないよ…ごめんね」


奏は両手を目の前に合わせて、謝る。


「え〜…また、スタジオ〜?」


美里はうんざりしたように、聞く。


「うん……歌いたい気分なんだ…」


奏はどこか遠くに視線を向けて、答えた。


「もぅ!奏が歌いたいなら、しょうがないけどさ!たまには、あたしと遊びなさい!」


「うん…ありがと!明後日は遊びにいこ!」


奏は笑顔で約束する。


それに満足したのか、美里も笑顔を返す。


「約束だからね!明後日は新しくできた、ケーキバイキングに行くんだから!」


いつの間にか行く場所まで決めている美里に呆れつつ、奏は頷き、手を振って歩き出した。



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