赤い
掲載日:2026/03/30
きみの赤はなんともいえないもどかしいキモチの味
まつげのよく見える時間のような味
その赤いのをぼくのやわらかいところで受け取ると、きみはまゆをすこし踊らせた後、微笑んだ
きみの赤はなんともいえないもどかしいキモチの味
待合室で熱のこどもを眺めるような味
その赤いのをきみのやわらかいところで受け取ると、ぼくはまゆをすこし踊らせた後、微笑んだ
ぷつぷつと生えてくるその赤はまるで、牡丹のかわいさを分かっているようだった。
ぷつぷつと生えてくるその赤はまるで、きみのわるいところを全部知っているようだった。




