[おまけ]制作にまつわる雑談
[information
こちらは本作『天明のシンパシー』のおまけ回となっており、本編とは一切関係ありませ……もう三回目なので、以下省略とさせていただきます(おい)]
本作:天明のシンパシーをご覧いただき、誠にありがとうございます。
例にも漏れず砂石 一獄です。最近風邪をひいたので葛根湯飲みながら執筆してます。クソ苦いです。
勢いとノリで長々と執筆していますが、気が付けば第五章。
物語も佳境に近づきつつある中で、いよいよかつて勇者一行に強敵として立ちはだかった船出 道音との決戦を迎えます。まるで決戦前とは思えない空気感ではありますが、個人的にはこれでいいと思っているので問題ありません(確固たる意志)
さて、今回は「執筆中の裏話」について軽く話していこうと思います。
よろしければお付き合いください。
[information:第一章執筆中]
物語の中であたかも作中の中核を担っています感のある”追憶のホログラム”。
『魔災以前のかつての光景を映し出す、貴重な情報源』として様々な場面で用いられるものですが、実は名前だけ出していてその効果に関しては直前まで何も考えていませんでした。
「追憶のホログラム……まあ語感が良いから出しておくか。効果……効果……うーん……」と思いながら、家電量販店ダンジョン攻略のシーンまで執筆してました。その時にふと、震災に関する書籍を読んだ時に書いていた”被災者は過去の写真に心奪われる”という旨の内容を思い出し、プロットを大きく書き換えて追憶のホログラムの機能を付け加えました。
本来は、ただ配信中のスキルを用いて強敵を打ち倒していくだけ、という単純明快なバトルものを書く予定でした。最初の予定よりも大幅に話の方向性は変わっています。
[information:第二章執筆中]
森本 頼人氏が初登場した章である第二章。
盗賊noiseこと一ノ瀬 有紀が過去にTSした存在であることを示唆する章でもあり、そこから彼女が物語の中心人物であることが徐々に明らかになります。
TSってどっちかというと尊厳凌辱という部分に需要がある気がするけど大丈夫かなー……とか思いながら書いてました。個人的にTSは色々応用の効く要素だと思っているので、ただ「女性になったどうしようあわわ」だけで終わらせるのも勿体ない気もしています。
そう思って、第五章で男性の頃の一ノ瀬 有紀をanotherとして登場させました。実は咄嗟の思い付きで出しただけです。ほんとごめん。
余談ですが、この辺りから「スパチャブースト”青”って、500円の割には強力だと思っていたけどコメダブレンド一杯分って考えたらあんまり割に合わない気がしてきたな」とか思い始めました。
[information:第三章執筆中]
魔王セージが世界に生まれた章です。ドラクエ11で言うところの命の大樹が墜とされた場面みたいな。
個人的に、書いていて一番精神面が削られた章でした。正直書きたくない場面とか多くて、それでも話を進めないと駄目なので渋々執筆してました。
平和な世界を描きたいのに、どうしてこんなクソみたいな地獄書いてるんだろう……って思いながら毎日投稿してました。正直今でもこんな設定にした自分を恨んでる。
セイレイ君の人格が大きく歪んでしまいましたが、それと同時に勇者としての素質を完全に開花させた章でもあります。
でもあの健気で純粋で可愛かったセイレイ君を返して?ねえ????
個人的に、”雷纏”の覚醒シーンは上手く書けたと思ってます。トマトジュースの描写は「これ伏線にしようぜ」という咄嗟の思い付きです。最悪な使いまわしの仕方しました。ほんとごめん(二回目)
[information:第四章執筆中]
物語の転機を迎えた第四章。
正直、第四章の始めの部分が一番書いていてしんどかったです。ギスギスした勇者一行をずっと書き続けなければならず、筆者自身も書いていて憂鬱でした。もしかしたら文面に感情がにじみ出てるかもしれないです。ずっと「うわあ書きたくねえ、なんでこんなしんどいシーン続くんだよ」って思いながら打っていたので……。
なので、クウリ君が登場してからは正直ほっとしましたね。それから、雨天ちゃんも登場してムードメーカーが増えたので、かなり落ち着いた気はします。
クウリ君は集落に居る際、物資調達の為に配信を繰り広げていました。しかし、スパチャブーストを使って魔物を倒して手に入れた魔石で”ホログラムの実体化”という手筈は物凄く効率が悪いです。
費用対効果という視点で見れば、3000~4000円ほど使って魔物を倒して、原価で言えば1000円前後の培養土を手に入れる。確かに、魔災によってそれを作る業者も存在しなくなったという意味では、貴重なのは明確でしょう。
しかし、もしクウリ君が魔物にやられてしまったら?後続がいない状態で、たった一人で完結する状態ほど危険なものはありません。そう言った意味もあり、クウリ君にはじいちゃんに説教してもらいました。
四天王としての雨天ちゃん戦では、もう少しダンジョンを水没させるとかやりたいシーンはあったのですが、さすがに展開が長引くのが目に見えていたので止めました。
余談ですが、雨天 水萌のキャラモチーフ……というかベースは、昔に棒人間バトルで敵役として描いた棒人間からです。一時期水の表現をアニメーションとして描くのにハマっていた時期があって……。
[information:第五章執筆中]
盗賊noiseこと、一ノ瀬 有紀のほぼ独壇場の章です。
元号で言うところの大正くらい短く終わる予定だったんですけど、思ったよりも一ノ瀬さんが持っている情報源が多すぎて長引きました。まさか彼女一人(厳密に一人かと言われたら微妙だけど……)で第一章に匹敵するくらいの話数になるのは想定外でした。予想外、想定外、ナイスガイ()
noiseさんのスキルで、女子高生時代の姿に戻るという構想は最初からあったんですけど、本当はスパチャブースト”赤”まで引っ張る予定でした。
ですけど、またここでも砂石の悪い思い付きで「まあいっか、やっちゃえ日産!!」くらいの勢いで予定変更した結果”光纏”で姿が変わるという結果になりました。いつも自分の思い付きに未来の自分が振り回されてます。許せん。
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……ある程度、章ごとに執筆中の裏話を纏めましたが、見返してみると大抵とっさの思い付きに自らがいじめられてます。思いつくんだから仕方ないけどね、後は野となれ山となれ!!(カスの思考)
キャラクターの裏話で言えば、ディル君は最初はもう少し聖人にする予定でした。
キラッキラのいい子にする予定だったんですけど、discord内で「ヘイト役がいない」という指摘をもらいました。その結果、思い付きで詭弁垂れ流しのディル君が生まれたのです。彼もとっさの予定変更の被害者です。ほんとごめん(三回目)
ちなみに僕自身も割といい加減なこと言うタイプなので、ディル君の詭弁書いている時が一番楽しいです。
chu!カス思考で ゴメン☆←
……こほん。ひとまず、この辺りで終わりにしておこうと思います。
そろそろ悪ふざけのフェーズに入ってしまったので、このまま書き連ねるといい加減な文面が並びそうな気がします。砂石は真面目ぶってるいい加減ちゃんなのです。いい加減で何が悪い。書いてりゃ正義、全ては思い付きのままに、いっつおーらい。
何書いてようが、結果的につじつまが合ってれば作品として成立するんだからいいんだよー。そもそもカタルシスとか意味も理解せずになんとなくで書いてても、自分なりの正解の道筋さえ理解できていればその本能に従って書くだけ。高尚である必要なんかないんだよ、全てはいい加減でいいんだよ。真面目にやろうとして、形式ばった作品になるくらいなら自分は自分の好きなようにやらせてもらうか(強制終了)
ほんとごめんなさい(計四回)
てか気づいたんですけど、評価98ptとかいう絶妙に検索に引っかからないポイント維持してるんですね。ちょっとだけ面白いし、維持しようぜ(バカの発想)